気を付けて、細野さん。そのスネ夫的振る舞いは嫌われる!〜「さらさら」とリベラル派を『大量虐殺』する小池百合子氏
今回は小ネタです、「希望の党」におけるジャイアン的政治家とスネ夫的政治家のお話です。
「さらさら」と何事かが進まんとしています。
実用日本語表現辞典より。
さらさらない
趣旨や意向をまったく抱いていないさまを意味する表現。決してない。全然ない。
http://www.weblio.jp/content/%E3%81%95%E3%82%89%E3%81%95%E3%82%89%E3%81%AA%E3%81%84
うむ、「さらさら」は、あとに打消しを伴って「少しも」「全く」の意味になり、「さらさらない」は「決してない」「絶対ない」ということであります。
前議員全員の希望の党からの公認を目指している前原代表に対して、小池代表は「全員受け入れることはさらさらない」と明言、突き放しているかっこうです。
(関連記事)
小池氏 民進全員受け入れ「さらさらない」
http://www.news24.jp/articles/2017/09/29/04373836.html
きついなあ、この発言ですが、小池氏らしいのは、民進党関係者が聞けばそのプライドがズタズタになるような表現なのですがそんなことはお構いなしなのですね。
そして小池氏の真の恐ろしさは、口だけではなく実際に「厳しく選別」することを厭わないその実行力にあります。
さらに付け足せば明日には「やっぱり全員受け付ける」と方針を豹変する可能性も十分にある、満面の笑みでね、その政治家にあるまじき驚異の「移り気」力であります。
すべてを「口先だけの巧みな弁舌」で語るものだから、それが「本気」なのか「口先三寸」の方便なのか、区別がつきづらいのであります。
いやほんと、関わるとおっかない人だと思います、こういう人に権力を与えると周りは振り回されますよね、くわばらくわばら、です。
産経記事などは、リベラル派『大量虐殺』です、恐ろしい。
「リベラル派は排除する」 希望・小池百合子代表が明言
新党「希望の党」代表の小池百合子東京都知事は29日の記者会見で、希望の党からの出馬を望む民進党の立候補予定者の絞り込みについて、「リベラル派を『大量虐殺』するのか」と問われ、「(リベラル派が)排除されないということはない。排除する」と言い切った。その上で、小池氏は「安全保障、憲法観といった根幹部分で一致していることが、政党構成員としての必要最低限」と重ねて強調した。
http://www.sankei.com/politics/news/170929/plt1709290064-n1.html
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このような強烈なカリスマリーダーのもとでは、その部下は損な役回りですよね、どうしても小物感が全面に出てしまうのではあります。
時事通信記事より。
希望・細野氏、200人擁立が目標=首相経験者は合流辞退を【17衆院選】
希望の党の細野豪志元環境相は28日夜、衆院選で200人以上の候補者擁立を目標とする考えを明らかにした。東京都内で記者団に「短期間に200以上の選挙区で(候補者を)出すのは相当高いハードルだが、自民党か希望かという選挙になると思うので、目指していきたい」と述べた。
小池氏「合流と考えず」=民進の申請、個別に精査−30年原発ゼロこれに先立ち、細野氏はBSフジの番組で、民進党から希望への合流に関し、「民進党は歴史的役割を終えた。三権の長を経験した方々はご遠慮いただく」と述べた。名指しは避けつつも、首相経験者の菅直人、野田佳彦両氏に合流辞退を促した発言だ。同時に「最終的には小池百合子代表の判断だ」とも述べた。
細野氏は、衆院選後の公明党との関係について「いろんな連携はあり得る。政策的にも相当近いところがある」と語った。(2017/09/28-22:45)
細野豪志氏が首相経験者の菅直人、野田佳彦両氏の合流拒否会見であります。
なんだろうか、「最終的には小池百合子代表の判断だ」との一言も含めてですが、ジャイアン(百合子)の腕力を頼ってのび太(民進党出身者)をいじめるスネ夫的小物感が、ものすごいのであります。
これですね、ある意味で細野氏は民進党出身者であるだけにお気の毒な立ち位置であります。
リベラル派を『大量虐殺』する独裁者小池百合子の片棒を担ぐスネ夫細野氏のわかりやすい構図。
間違いなく一部有権者に嫌われますよね。
細野さん、気を付けてくださいましね、まあ政局には関係ないどうでもよろしい話なのですが。
ふう。
(木走まさみず)