言うべき言葉もない韓国大統領の愚挙(言うべき言葉もない朝日社説のおまけ付き)
言うべき言葉もありません。
韓国政府は21日、国際機関を通じて北朝鮮に計800万ドル(約9億円)の人道支援を行うと発表しました。
(関連記事)
韓国、人道支援を決定 北朝鮮に年内にも800万ドル
2017年9月21日16時30分
http://digital.asahi.com/articles/DA3S13144527.html?rm=150
実施時期は未定としていますが、国際機関の事業計画に合わせて年内にも行われる見通しです。
この北朝鮮の軍事挑発が続くなかで、そして米国がさらなる圧力を国連で表明しその支持を訴えているなかで、「北朝鮮への支援」を表明した韓国文在寅(ムンジェイン)大統領なのであります。
よりによってこのタイミングでなぜ北朝鮮支援を公表するのでしょうか?
そもそも当ブログでは文在寅大統領のことを徴用工の問題に関して「国際的ペテン師」と批判してまいりました。
過去エントリーより当該部分を抜粋してご紹介。
歴代屈指の大「嘘付き」が大統領になったということでしょうか。
韓国の文在寅大統領は17日、就任から100日の記者会見をし、徴用工の問題について「(日韓)両国間の合意は個々人の権利を侵害できない」としました。
その上で、「両国間の合意にも関わらず、徴用工、強制徴用を受けた個人が三菱などの企業を相手に持つ個人の権利(請求権)は残っているというのが、韓国の憲法裁や最高裁の判例だ」と指摘。「韓国政府はこの立場で歴史問題に臨んでいる」と強調したのです。
歴代韓国政府見解である「徴用工に関しては賠償を含めた責任は韓国政府が持つべき」という日韓両政府間で解決済みのこの問題を、初めて公式に覆して蒸し返した点で、歴代屈指の大「嘘付き」大統領ということができましょう。
国家間の約束事を簡単に覆し「大嘘」を付く、これすなわち「国際的ペテン師」であります。
2017-08-19 韓国「ペテン師」大統領をかばう朝日新聞社説 より抜粋
http://d.hatena.ne.jp/kibashiri/20170819/1503133614
しかし今、新たに国際的「物乞い」大統領の称号が韓国国内から与えられたようです。
自分一国だけ北に媚びを売り国際協調を無視して自分勝手に平和を「物乞い」しているからです。
朝鮮日報記事によれば、 韓国野党は、文在寅(ムン・ジェイン)大統領が国連総会で行った一般討論演説や北朝鮮の核をめぐる外交の方向性について、「金正恩(キム・ジョンウン)委員長の共犯」「平和の物乞い」「概念なき外交」などの表現を使って痛罵しています。
朝鮮日報
北朝鮮危機:韓国野党「対北支援撤回しなければ金正恩の共犯」
http://www.chosunonline.com/site/data/html_dir/2017/09/23/2017092300415.html
このタイミングでの北朝鮮への「人道支援」、本当にその外交センスのなさに言うべき言葉もありません。
北への圧力を強めていこうという国際協調に完全に反する政策をなぜ掲げるのか、国際的孤立をなぜ深めようとするのでしょうか?
理解できません。
この韓国文在寅(ムンジェイン)大統領の「世紀の愚挙」に対し、普段はリベラルで反トランプ論調のニューヨークタイムスでも、あきれ果てたと興味深い記事が掲載されています。
20日付けNYT記事です。
South Korea’s Leader Will Be Odd Man Out in Meeting With Trump and Shinzo Abe
https://www.nytimes.com/2017/09/20/world/asia/trump-moon-south-korea.html
欧米では「残り鬼」というジャンケンのような遊戯があります。
コイン投げなどによって表か裏の合わない一人を 3人以上の中から選び出し「鬼」とする遊びです。
NYT記事タイトルにある"Will Be Odd Man Out"とは、「残り鬼になる」という意味です。
この表現は、転じて特定の人物を「仲間外れ」「のけ者」と蔑むときに使うのであります。
つまりこの記事の内容はタイトルからして文在寅(ムンジェイン)大統領を軽く蔑んでいるわけです。
South Korea’s Leader Will Be Odd Man Out in Meeting With Trump and Shinzo Abe
韓国指導者はトランプとシンゾウアべとの会談で「のけ者」扱いをされるだろう
記事内容はタイトル通り、このままでは韓国は国際的に孤立するだろうと予測している記事であります。
・・・
国内からは「物乞い」大統領と批判を受け、国際的には「のけ者」扱いの非礼な報道までされても、「政治と人道支援は別だ」と苦しい弁明をしつつ北朝鮮への人道支援を強行した文在寅大統領なのであります。
この愚挙を彼が実行した理由のひとつには、彼の支持者に熱烈な親北朝鮮団体が複数あり、選挙期間中から彼は「北朝鮮には圧力より対話」と訴えてきたことがあるようです。
しかし、国際的に協調して北朝鮮に圧力をかけていこうとしているこのタイミングで「圧力より対話」などと主張する馬鹿者が、韓国内の北朝鮮支持者以外にどこにいましょうや。
ん?
ここにいました、日本国内に、その「馬鹿者」が・・・
23日付け朝日新聞社説
対北朝鮮政策 圧力は手段にすぎない
http://www.asahi.com/articles/DA3S13146830.html?ref=editorial_backnumber
社説の冒頭から。
圧力の連呼で解決できるほど朝鮮半島問題は単純ではない。危機をあおることなく、事態を改善する外交力こそ問われているのに、日米首脳の言動は冷静さを欠いている。
はあ。
この後に及んでも、北に人道支援を強行する韓国大統領。
この後に及んでも、「圧力は手段に過ぎない」と主張する朝日新聞。
言うべき言葉もありません。
どちらもリスクを逆に拡大していることに気づいて欲しい。
できうるならば、手をつないですみやかに両者ご退場願いたいです。
(木走まさみず)