滅びつつあるのは不毛な揚げ足取りに終始している野党・民進党のほうだ
「もり」問題に「かけ」問題、安倍政権はお友達をエコヒイキしたな、と、しかし安倍さん側には何の証拠もなく違法行為が見当たらないのにもかかわらず執拗な政権批判が繰り返され、ただでさえ頭が痛いのに、ただのスケベな事務次官がいつのまにか「正義の味方」に化けて再登場、頭がくらくらしていたところ、今度は続いて「ちーがーうーだろ!」「このハゲー!」議員が鮮烈に登場、このような議員がいるのも安倍政権の責任だあ、さらには「防衛省、自衛隊、防衛大臣、自民党としてもお願いしたい」と我らが稲田大臣が「暴言」騒動で、またしてもの野党から「憲法違反だ、公職選挙法136条の2違反だ、自衛隊法61条違反だ、こんなの罷免だろ」コールの嵐、「こんな大臣任命した安倍がいけない」の大批判であります。
朝日新聞はじめメディアのみなさま、民進党はじめ野党の皆様、政権批判ご苦労様です、国民のため、自民党安倍政権のよろしくないところを重箱の隅をつつくようなご指摘、まことにありがとうございます。
しかしなんでしょうね、この国の野党やメディアのこのありがたいご指摘の数々ですが、まったく不毛な揚げ足取り政権批判に終始しているのは、いかがなものでしょう。
たとえば「ちーがーうーだろ!」「このハゲー!」議員の蛮行は安倍さんのせいではありません。
もちろん「馬鹿者」が議員をやってはいけません。
ここでいう「馬鹿者」は学歴とは関係ありません、東大出ていようが、ハーバード出ていようが、人間的に馬鹿は馬鹿なのです。
私は何十年もIT関連企業を経営してきまして、いろいろな部下・技術者と仕事をしてきました、東大卒の技術屋ともいろいろ仕事してきましたが、東大卒でも使えないやつはホント使えないのでありますよ、特に性格に問題がある者はたちが悪い、何でも人のせいにして責任転嫁するんです、頭の回転だけは速いから人の悪口はすごく理路整然と語るわけです、東大卒とかの「馬鹿者」は、これが。
豊田議員の「ちがうだろ」「このハゲ」発言など、「準エリート」云々(うんぬん)だの精神的に治療が必要だのの議論が盛んですが、この人は私から言わせれば単なる「馬鹿者」に過ぎません、病気でもなんでもないし「準」エリートでもないし、「本物」の馬鹿です、「大」馬鹿です。
与党の国会議員に大馬鹿者がいたとして、そのときの内閣総理大臣がたまたま安倍さんだっただけで、このような「大馬鹿者」は議員辞職してしかるべきですが、安倍総理大臣が「このハゲ」発言の責任を取るような問題ではありますまい。
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このようなメディアと野党による不毛な揚げ足取り政権批判でも、この国の有権者は正しくしかしいつもどおり少しセンスティブにこの国の国政を見つめています、安倍政権の支持率はじりじりと下がっているわけです。
公共心のある日本人有権者は、権力者による理不尽な身贔屓(みびいき)を決して良しとはしません。
報道内容が真実かどうか確証はなくともこれほど政権批判報道が繰り返されれば、安倍政権に対して「もり」や「かけ」の対応が納得いかないと批判的になる者が多くなるのは、有権者の素直な反応だと解釈できましょう。
政権支持率は確かにここにきて少なからず落ちています。
これだけの政権批判報道が繰り返されれば、ある意味当然の現象といえましょう。
しかし、民進党や共産党の支持率はまったく底打ち状態から脱していません。
つまり野党は安倍政権批判の受け皿にはまったくなっていないのです。
国民は一連の対応で、安倍政権に「だめでしょ」とお怒りではありますが、ただ揚げ足取りに終始している民進党をはじめとする野党には、さらにまったく共感をしてはいないのです。
野党が安倍政権の政策そのものに建設的に正論で議論を展開するならば国民も評価しましょう、しかし現実は不毛な揚げ足取りばかりで時間を空費しているわけです、心ある国民が共感するわけがありません。
まずは都議選です。
予言しましょう。
東京都民進党は都議選で確実に壊滅します、大阪府のようにです。
安倍政権が少しばかり支持率を下げたとしても、民進党は勘違いしないことです。
滅びつつあるのは、不毛な揚げ足取りに終始している野党・民進党のほうなのです。
自民党に対抗しうる健全で建設的な野党が存在しないことは、本当にこの国の政治にとって不幸なことだと思います。
まことに残念です。
(木走まさみず)