初鹿明博民進党青年局長のアツキ三日間を検証する〜これはもはやブーメランなどではない、一種の芸術の域に達している
さて。
時は平成28年12月20日であります。
民進党ホームページには『民進党ゆるキャラ総選挙』のお知らせが掲載されます。
民進党ゆるキャラ総選挙(最終ネット投票)開催中
https://www.minshin.or.jp/article/110625
1523作品の応募がありました民進党ゆるキャラ公募。選考会を経て、最終4候補に絞られました!
このたび、この4候補の中から公認ゆるキャラを選ぶ「民進党ゆるキャラ総選挙」(最終ネット投票)を開催します! このページからどなたでも投票可能です!
締切は2017年1月20日(金)23時59分まで! 皆様の清き1票をよろしくお願いいたします!
投票箱をクリックして投票してください。
うむ、主催は民進党青年局であります。
党ゆるキャラ候補のネット投票始まる
https://www.minshin.or.jp/article/110629/%E5%85%9A%E3%82%86%E3%82%8B%E3%82%AD%E3%83%A3%E3%83%A9%E5%80%99%E8%A3%9C%E3%81%AE%E3%83%8D%E3%83%83%E3%83%88%E6%8A%95%E7%A5%A8%E5%A7%8B%E3%81%BE%E3%82%8B
初鹿明博青年局長は20日、学生選考委員によって4案に絞り込んだゆるキャラ候補の発表と、インターネット投票を行うことを発表した。
初鹿局長は、「応募総数1523件のうち20代以下の応募が1000件を超えた。小学生以下の応募も100件以上あった。全応募作品から応募者と連絡が取れる1000案を1次選考通過とし、先月、女子学生選考委員が10案に絞り、類似品のチェックを経て、玩具メーカーや党関係者、保育園児からヒアリングを行った上で4案に絞り、本日お披露目した」と経緯を説明した。
その後、学生選考委員が候補の4案を選考した理由をそれぞれ次のように説明した。
・A案:「ゆるキャラということで、ゆるさが出ている。色あいがシンプルでわかりやすく、誰にでも見やすい」
・B案:「子どもに人気があり、着ぐるみにした時にワッーってなっていいと思う」
・C案:「キモカワイイ(キモい+カワイイ)キャラクターが流行っているので、注目されやすいと思ったので、挑戦の意味でぶっ込んだ。10代には人気だと思う」
・D案:「全世代に安定的な人気あり、小さい子からお年寄りまで知ってもらう時に、幅広い世代に知れ渡るのでは」
今回発表された4案は、1月20日まで「ゆるキャラ総選挙」と題し、党ウェブサイトでインターネットによる投票を受け付け、最終候補の発表は来春の党大会を予定している。
うむ、初鹿明博青年局長は「女子学生選考委員」とともに「4案に絞り、本日お披露目した」と胸を張ります。
自身のホームページのプロフィール欄を拝見すれば、「宝物:宝物 妻、長女(高校生) 長男(中学生) 次女(小学生)」と堂々と掲げます。
宝物:宝物 妻、長女(高校生) 長男(中学生) 次女(小学生)
大好物:もんじゃ焼、プリン
趣味 :折り紙、ロックコンサート、絵画鑑賞、料理
・・・
さて 時は一日進みます。
初鹿明博民進党青年局長がネットにて堂々と『民進党ゆるキャラ総選挙開催』を宣言した、その翌日、平成28年12月21日であります。
文春と共に、ゲスの極み週刊誌の双璧を成す週刊新潮が『新年特大号』を発売いたします。
週刊新潮 2016年12月29日・1月5日新年特大号
(木曜日発売)
http://www.shinchosha.co.jp/shukanshincho/
その中で特集記事『【ワイド】夜明けの鶏(チキン)レース』と25連発のゲスの極み記事を掲載しているのですが、その23発目がとある「民進党代議士」がターゲットになっております。
【ワイド】夜明けの鶏(チキン)レース
(23)舞台女優を歌舞伎町ホテルへ引っ張る「民進党代議士」のすごい言い訳
http://www.shinchosha.co.jp/shukanshincho/
※記事画像は当ブログにてスキャン撮影
うーむ、民進議員の20代舞台女優への変態セクハラ行為が赤裸々にスクープされています。
記事の要約は、この女性の発言で十分でしょう。
「向かい合わせに座っていたところ、隣に座る様言われ、席に付くと抱きついてきて胸を触られたのです。さらにセンセイは自分のズボンを脱ぎ始めた。店員が来たので離れたのですが‥‥」
そしてその後、女性をラブホに連れ込もうとして週刊新潮記者に激写されてしまうのであります。
あややや、不純異性交遊(未遂)現行犯現場写真であります。
で、最低なのがその後のこの国会議員の言い訳であります。
当ブログ読者のために、一言一句もらさず記事より抜粋ご紹介しましょう。
「ホテル行こうって、相手もいいって言ったからね。(彼女が首を横に振ると)だったら、行かなかったよ」
「良い雰囲気だったと思うけど。継続的に付き合うかと言えば、相手もそうではなかったと思う。彼女も行きたかった。俺には興味持っていたと思う」
「女房とセックスなんて、もうしてないからね。みんな奥さん以外に、はけ口求めていると思うよ。」
「でも風俗はつまらない。あなたとイキたいと思われるから、こっちもイキたくなるわけ。」
「俺の好きなタイプ?女で一番いいのは30代半ばから40代半ば、絶対そうだよ。練れてきているから、好きだよね、セックスが」
「練れてきているから、好きだよね、セックスが」ですか、いやいやいやいや、赤裸々な屈託の無い発言ありがとうございます。
これが家族が宝物の初鹿明博民進党青年局長のお言葉であります。
やれやれでございます。
さて、ゲスの極み週刊誌週刊新潮のこの『新年特大号』が発売された同日、すなわち平成28年12月21日、初鹿明博民進党青年局長のホームページが更新されます。
週刊誌報道について
この度は、お酒が入っていたとはいえ、公職の身にある者として自覚に欠ける行動をしたと、深く反省しています。
全て私の不徳のいたすところです。
私の一方的な思い込みから、相手の女性が不愉快な思いをしていたとしたら、大変申し訳ないと思っています。
妻からも子どもたちからも、厳しく怒られました。
信頼を取り戻すべく、議会活動にこれまで以上に邁進してまいります。
2016年12月21日
うーむ、「私の一方的な思い込みから、相手の女性が不愉快な思いをしていた」ですか、なるほど、思い込みで焼肉屋個室にて「向かい合わせに座っていたところ、隣に座る様言われ、席に付くと抱きついてきて胸を触られたのです。さらにセンセイは自分のズボンを脱ぎ始めた。店員が来たので離れたのですが‥‥」(女性談)、あげく女性をラブホに連れ込もうとして週刊新潮記者に激写されてしまったわけであります。
翌平成28年12月22日、民進党の蓮舫代表は、「初鹿明博衆院議員(比例東京)が党青年局長を辞任した」と、怒りの会見をいたします。
(関連記事)
民進・初鹿氏が党青年局長を辞任 週刊誌が女性問題報道
2016年12月22日21時40分民進党の蓮舫代表は22日の記者会見で、同党の初鹿明博衆院議員(比例東京)が党青年局長を辞任したと明らかにした。初鹿氏は週刊誌で女性問題を報じられたのを受け、21日に自ら辞表を提出。野田佳彦幹事長が厳重注意をした。
蓮舫氏は「非常に遺憾だ。我々の監督不行き届きもあるかもしれないが、二度とこういうことがないようにしていきたい」と語った。
http://www.asahi.com/articles/ASJDQ5WF9JDQUTFK015.html
・・・
ふう。
相変わらずお見事です。
20日、『民進党ゆるキャラ総選挙』のお知らせを、「女子学生選考委員」とともに「4案に絞り、本日お披露目した」と胸を張りながら会見した民進党初鹿明博青年局長なのであります。
しかし翌21日にゲスの極み新潮砲のターゲットとなり、「俺の好きなタイプ?女で一番いいのは30代半ばから40代半ば、絶対そうだよ。練れてきているから、好きだよね、セックスが」などと、うそぶいてしまった民進党初鹿明博青年局長なのであります。
ホームページでとんちんかんな謝罪を掲載するも、翌22日、蓮舫代表より「青年局長」クビを宣告された初鹿明博代議士なのであります。
民進党、お見事です。
読者のみなさん。
これはもはやブーメランなどではない、一種の芸術の域に達していましょう。
達人芸でありましょう。
子供たちや女子学生の意見も集約し『民進党ゆるキャラ総選挙』を堂々と記者会見した民進党初鹿明博青年局長が、その翌日、ゲスな不純異性交遊未遂記事がスクープされ、あわてて謝罪、そして辞任と相成ったのであります。
お見事です。
読者のみなさん。
笑えないのは、この大間抜けな集団がこの国の野党第一党であるという悲しい現実であります。
(木走まさみず)