ショーンKさんと朝日新聞捏造記事をリテラシー的に比較する
今回はコネタです。
さて、ショーンKことショーン・マクアードル川上こと、川上伸一郎さんであります。
あわれ現在無双状態である「文春砲」のターゲットとなり、次々と学歴や経歴の偽証が明るみになってしまいました。
文春スクープ記事などをもとに彼の暴かれた「インチキ」を整理するとこんな感じ。
×アメリカ合衆国出身 ○日本国出身
×11歳の時に日本に渡り高校卒業まで過ごす ○高校まで日本、米には行っていない
×米テンプル大学卒業 ○テンプル大学日本校中退(高卒)
×米ハーバード大学院にてMBA習得 ○オープンコースを3日
×仏パリ大学留学 ○オープンキャンパスで聴講
×経営コンサルタント ○売れない声優・ナレーター
×米国人親から生まれたハーフ ○日本人の両親から生まれた日本人
×ショーン・マクアドル ○川上伸一郎
×世界7ヶ所にコンサル会社 ○渋谷に月3万円でペーパーカンパニー
×共同経営者にジョン・G氏 ○無関係の別人の写真を流用して存在を偽造
×ほりの深い異国人顔 ○田吾作面が整形で顔面偽造
「田吾作面が整形で顔面偽造」など、形容詞がひどいなあ(苦笑)、ちよっとお気の毒なであります。
さて、本件ではネット上でさまざまな議論がされているのですが、BLOGOSでは、脳科学者の茂木健一郎氏が、ショーンさんを擁護しまくって、絶賛炎上中となっております。
茂木 健一郎
2016年03月17日 09:55
ショーンKさんを作ったのは、世間ではないでしょうか
http://blogos.com/article/167226/
失礼してエントリーの結びを抜粋。
ショーンKさんは、世間の、そのような「かくあるべき」という像に、パーフェクトストームのように当てはまっただけ、という気がします。だとしたら、ショーンKさんを作ったのは、ご本人であると同時に、世間なのではないでしょうか。
うーん、この脳科学者の「芸風」なのでしょう、場末のブロガーのような浅はかな、「このような犯罪者を生み出したのは今の世間なのだ」という、手垢の付いた「決めつけ」が読者の反感を買ってしまっているようです。
さて、当ブログとして、本件は取り上げる価値は失礼ながらあまり感じていなかったのですが、当ブログもショーンKさんと同様、経営コンサルを生業にしているという一点で、読者の皆様にひとつだけご注進申し上げたいのであります。
それはテレビやラジオなどマスメディアに出演している「評論家」や「コンサルタント」や「ジャーナリスト」達は、それぞれの「芸風」は異なるにしろ、所詮「電波芸人」つまるところ、メディアの希望通りの範疇でしか発言しない、それを生業にしている「芸人」であるというのが本質なのであります。
「評論家」、「コンサルタント」、「ジャーナリスト」、こんなもの資格などいりません、朝日新聞記者と同様、誰でも自称できるのです、そして朝日新聞記者同様、どんなにデタラメの論を世間に広めたとしても、何の罪に問われることはないのです。
ショーンKさんは確かに自らの学歴・経歴そして容姿(苦笑)まで、偽装していました。
今回すべての番組を降板するようですが、十分に社会的制裁を受けるのは、残念ながら致し方ないでしょう。
だけどですね、読者の皆さん。
自らを世間受けするように偽装するなど、朝日新聞の自己の主張を広めるために、従軍慰安婦捏造報道など、真実を歪めて記事の内容を偽装しこの国に取り返しのつかない不利益をもたらしたことに比べたら、かわいいものなのです。
しかもですよ、ショーンKさんは致命的な社会的制裁を今回受けたわけですが、数々の意図的捏造報道を繰り返してきた歴代の朝日新聞記者たちは、何の社会的制裁も受けることなく、のうのうと生き延びているのであります。
ショーンKさんの件は、所詮、この国のジャーナリズムは、その内容を鵜呑みにせず、我々国民はしっかりとリテラシーしないといけないのだと、警鐘を鳴らしているのだととらえましょう。
整形?、いいじゃないですか、ズラ付けて報道番組のMCしている人と同類でしょ?
日本のマスメディアの信頼性などはこのレベルだと認識すべきです。
暴言が過ぎたかもですが、今回のエントリーをお送りしたのは、マサミズKでございました。
ふう。
(木走まさみず)