木走日記

場末の時事評論

おい、中央日報よ!呼び捨てはないだろが(怒〜普通に非礼な韓国メディア

 今回は敬語の話であります。

 韓国と日本の敬語の使われ方の違いについて少しばかり触れておきましょう。

 韓国の会社では外部からの電話でも、

 「金部長様はただいま外出されていらっしゃいます」

 と敬語を使います。

 つまり、韓国語では、目上の者(上司や父親)のことを話題にするときは話し相手が誰であろうと上位者として待遇するわけです。

 これ「絶対敬語」といいます。

 それに対して、日本語では、電話をかけてきた取引先の人物に対して社員は次のように答えます。

 「部長の佐藤は、ただ今席をはずしております」

 日本語では、たとえ上司のことであっても外部の人に話すときは、「おります」と謙譲語を使い低めた扱いをします。

 これ「相対敬語」といいます。

 この「相対敬語」か「絶対敬語」かの違いは、敬語を使用する上で「相手(二人称)」の存在に対してどれだけのウエイトを置くかの違いといえます。

 話す「相手」が誰であれ目上の人を話題にする時には上位待遇をするのが絶対敬語の韓国語なのです。

 この「絶対敬語」を採用する韓国では、ある人間が敬語を使うべき対象の人は固定化されるわけです。

(参考サイト)

文化学園大学 国際文化・観光学科ブログ“小平の風”
http://bwukokusai.exblog.jp/19579292

 これ逆に言えば敬語を使わない対象の人も「固定化」されるということなのではありますが。

 ・・・

 さて、秋篠宮殿下の五十歳の誕生日の会見を各メディアが取り上げています。

NHK秋篠宮さま 50歳の誕生日
http://www3.nhk.or.jp/news/html/20151130/k10010323871000.html
【朝日】秋篠宮さま50歳 戦後70年「戦争、常に記憶に」
http://www.asahi.com/articles/ASHCR6FSZHCRUTIL01R.html?iref=com_alist_6_03
【読売】秋篠宮さま、きょう50歳
http://www.yomiuri.co.jp/national/20151129-OYT1T50100.html
【毎日】皇室:秋篠宮さま、50歳の誕生日 「公務、大切に務め」
http://mainichi.jp/feature/koushitsu/news/20151130k0000m040110000c.html
【産経】秋篠宮さま50歳 ご会見全文
http://www.sankei.com/premium/news/151130/prm1511300010-n1.html
【日経】秋篠宮さま、50歳に 公務「一つ一つ大切に」
http://www.nikkei.com/article/DGXLZO94553190Z21C15A1CR8000/

 日本のメディアではタイトルにも並んでいますが、天皇の敬称は「陛下」ですが、天皇以外の皇族には、ひらがなの「さま」が使用されるのが慣わしのようです。

 おそらく漢字の「様」では、「田中様」「佐藤様」など一般人が病院や銀行などの呼び出しで使われている敬称と区別がなく、皇族には親しみの意味も込めてひらがなの「さま」を使っているんだろうとは思われます。

 同じ疑問を持つ人はいるものでネットで検索すれば、ヤフー知恵袋に同様な質問がいくつか上がっていました。

なぜ皇室系の方々は平仮名の「さま」なのでしょうか?「様」のほうが敬意を示してるとおもいますが...
http://detail.chiebukuro.yahoo.co.jp/qa/question_detail/q127924097

 で回答欄でNHKの公式コメントがありましたのでご紹介。

皇室への敬語については、昭和22年に、宮内庁と報道機関との間で「これからは普通の言葉の範囲内で最上級の敬語を使う」ことで、基本的な了解が成立しています。また、昭和27年の国語審議会の「これからの敬語」という答申にも同様の考え方が盛り込まれ、これがマスコミの基本方針となって現在も続いています。

ただ、戦後半世紀を過ぎ、日本人の敬語に対する考え方、皇室報道が大きく変化してきていることを踏まえ、NHKは皇室への敬語については、できるだけ平易で簡潔であることを基本的な考え方として、親しみのある敬語を使用しています。

使用にあたっては、敬称も含めて、耳から入るメディアの特性を考慮し、耳障りでない、違和感のない表現になるように心がけています。具体的には、ニュースなどでは、皇族の方々への敬称は、原則として、「さま」を使っています。

 なるほどね、昭和22年に、宮内庁と報道機関との間で「これからは普通の言葉の範囲内で最上級の敬語を使う」ことで、基本的な了解が成立していたのか。

 昭和22年といえば5月3日に日本国の新憲法が施行された年であります。

 明治憲法では「天皇大権(統帥大権、非常大権、緊急命令発令大権、官制大権、戒厳大権)」という天皇だけが有する「絶対的権力(誰の意見も聞く必要が無い)」がありました。

 まあ実際これらが軍部により「悪用」されてしまうわけですが、それはさておき、新しく国民の「象徴」になられた天皇陛下ならびに皇族に対して、戦後民主国家として生まれ変わった日本、国民の皇族に対する敬愛を込めた親近感のあらわれのひとつが、この「さま」というひらがなの敬称による報道だったのでしょうね。

 ・・・

 さてと。

 韓国は中央日報の記事から。

日本の秋篠宮「戦争あったという事実、常に記憶しておくべき」
http://japanese.joins.com/article/091/209091.html?servcode=A00§code=A10&cloc=jp|main|top_news

 おい、中央日報よ。

 呼び捨てはないだろが(怒

 記事全文で3箇所殿下の名前が登場していますが、すべて呼び捨てなのです。

 これね、普通に非礼でしょ。

 しかもですよ、同じ中央日報の記事で他国の王室の報道には記事タイトルでも本文でも、ちゃんと「王子」と表現しているのであります。

ヨルダンのアリ・フセイン王子、FIFA会長選挙出馬
http://japanese.joins.com/article/592/205592.html?servcode=600§code=610 

 日本の皇族だけ呼び捨てにする韓国メディアなのであります。

 これ文化の違いとかではないのです、外交マナーの問題だと思うのです。

 読者の皆さん、どう思われますか。



(木走まさみず)