木走日記

場末の時事評論

恐るべし!山本太郎議員喪服の一人牛歩戦術!!〜サミュエル・スマイルズが正しいならば私も含めて東京都民は・・・

 今回は小ネタです。

 なにやら、「山本太郎が喪服に数珠で採決を一人牛歩の焼香国会で葬式パフォーマンス」とかいうニュースが飛び込んできまして、ユーチューブで動画を確認するまで、何事が起こったのか、理解不明、意味がまったくわからんのでありました。

 うーむ・・・

 国権の最高機関・立法府の国会の本会議の採決において、良識の府とされる参議院本会議において、かつて国会議員によるこのようなふざけたパフォーマンスを見たことはありません。

 山本太郎、男を上げたのか、下げたのか、よくわかりませんが・・・

 英国の作家、サミュエル・スマイルズ(Samuel Smiles, 1812年12月23日 - 1904年4月16日)が、1858年にジョン・マレー社から出版した『Self-Help』は、1866年江戸幕府留学生取締役として英国に留学した中村正直が、1867年発行の増訂版をもって1871年西国立志篇』として邦訳し、日本で出版されました。

 その思想は近代日本の形成に大きな影響を与えたと言われています。

 サミュエル・スマイルズは、『Self-Help』の中で、政治は国民を映す鏡である、と名言を残しています。

「一国の政治というものは、国民を映し出す鏡にすぎません。政治が国民のレベルより進みすぎている場合には、必ずや国民のレベルまでひきずり下ろされます。反対に、政治のほうが国民より遅れているなら、政治のレベルは徐々に上がっていくでしょう。国がどんな法律や政治をもっているか、そこに国民の質が如実に反映されているさまは、見ていて面白いほどです。これは水が低きにつくような、ごく自然のなりゆきなのです。りっぱな国民にはりっぱな政治、無知で腐敗した国民には腐りはてた政治しかありえないのです。」

 つまりです、サミュエル・スマイルズはその国の政治のレベルはその国の国民のレベルを反映してるのだと、喝破しているわけです。

 国会で見せた山本太郎のふざけたパフォーマンスも、この国の国民のレベルの写し鏡なのだとすれば、私たち日本国民は、自省を込めて、認めなければならないでしょう。

 自分も含めて日本人のレベルなどこんなものだ、と。

 ・・・

 読者の皆さん。

 今回の安保法制国会で、図らずも判明したのは、実はこの国の危機は、中国などの外国が招くのではなく、いろいろな意味で日本自らが自壊してしまうことのほうが可能性が高い、ということであります。

 山本太郎、恐るべし、であります。

 ふう。

 このようなふざけた議員は国会から淘汰されなければなりません。

 彼はどこの選挙区ですか、選挙民よ、しっかりお願いいたします。

 東京都選挙区ですか、そうですか。

 当ブログは、東京都民ですが、なにか?

 軽く目眩を覚えます、今日この頃でございます。



(木走まさみず)