自民党が「強制労働なし」決議だと、何をいまさらだ!〜だったら韓国に譲歩した腑抜けた声明そのものを撤回すべきだろう
自民党が朝鮮半島出身者に対して強制労働がなかったことを改めて確認することを近く決議する方針を決めたそうであります。
韓国が世界遺産委員会の審議直前に「強制労働」を主張したことに「約束が違う」などと不満が出たそうです。
「forced to work(働かされた)」の意味が韓国メディアなどの喧伝で、強制労働を日本政府が認めたような誤解が世界中に広がっているとして、「しっかり説明をしないと、河野談話とか慰安婦問題のように誤解を与えたまま、将来につながってしまう」と懸念する声も上がったそうです。
(参考記事)
【産経新聞】
約束が違う! 自民党が「強制労働なし」決議へ 「河野談話や慰安婦問題のように誤解将来に残す」
http://www.sankei.com/politics/news/150710/plt1507100014-n1.html
確かに声明では、韓国が主張する『強制労働』(forced labor)は認めず、『働かされた』(forced to work)という表現が採用されました。
日本政府の公式発言です。
■世界遺産登録 徴用をめぐる日本政府代表の発言(英文)
Japan is prepared to take measures that allow an understanding that there were a large number of Koreans and others who were brought against their will and forced to work under harsh conditions in the 1940s at some of the sites,and that,during orld War II,the Government of Japan also implemented its policy of requisition.
■世界遺産登録 徴用をめぐる日本政府代表の発言(和文)
「日本は、1940年代に幾つかの施設で、その意思に反して連れてこられ、厳しい環境の下で働かされた多くの朝鮮半島出身者などがいたこと、第二次世界大戦中に日本政府としても徴用政策を実施していたことについて、理解できる措置を講じる所存である」
※太字装飾は当ブログ
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何をいまさら 「forced to work(働かされた)」の意味が韓国メディアなどの喧伝で、強制労働を日本政府が認めたような誤解が世界中に広がっている、ですか。
当ブログでは、日本の声明は「将来に禍根を残す韓国への譲歩は河野談話と酷似」と痛烈に批判してまいりました。
2015-07-06 ■[国際]世界遺産問題:将来に禍根を残す根拠なき韓国への譲歩は河野談話と酷似〜『強制労働』(forced labor)と『働かされた』(forced to work)の不毛な言葉遊び
http://d.hatena.ne.jp/kibashiri/20150706
『強制労働』(forced labor)と『働かされた』(forced to work)、まったくの不毛な言葉遊びです。
日本は本来『働かされた』(forced to work)も声明で出す必要性はまったくなかったのですから。
そんな将来に禍根を残す韓国への譲歩をするぐらいなら、世界遺産登録など延期になったとしてもやむを得なかったのです。
そもそも韓国がいう「強制労働」とは戦時徴用のことで、日本国内では1939(昭和14)年の「国民徴用令」制定に始まり、朝鮮半島には終戦1年前の1944(昭和19)年から施行されたものです。
それらは強制的に連行されて奴隷労働を強いられたのではなく、宿舎が用意され給料も支払われていたわけです。
当時は朝鮮人も台湾人も「日本人」でありました。
朴大統領のお父上などは、「高木正雄」として志願して、有能な日本軍の将校でありましたが、朝鮮半島出身者の多くも待遇や給与に惹かれ志願して従事した出稼ぎ労働者にすぎないわけです。
国際的には自国民の戦時徴用は合法であるとされています、第二次大戦当時アメリカやイギリス、ソ連など日本以外のほとんどの国でも戦時徴用は当然行われています。
戦時徴用は国際法違反ではありません。
敗戦国日本の戦時徴用だけ「違法」であるわけがありません。
戦時徴用は「強制労働」ではありません。
ならば、『働かされた』(forced to work)のような誤解を与えやすい表現を使うべきではなかったのです。
なんでこんな中途半端な韓国への譲歩・妥協をしてしまったのでしょう。
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自民党が「強制労働なし」決議とは、何をいまさらと批判しておきます。
そんな決議など、国際的には何の役にも立ちません、自己満足だけです。
だったら韓国に譲歩した腑抜けた声明そのものを撤回すべきです。
「約束が違う」と自民党が「強制労働なし」決議を行う方針のようですが、 「河野談話や慰安婦問題のように誤解を将来に残す」のを避けたいならば、『働かされた』(forced to work)との声明を撤回すべきです。
将来のこの国の子孫たちのために、不本意な汚名をきせられてまで世界遺産登録にこだわる必要はまったくないと考えます。
今回の中途半端な譲歩を放置したのならば、将来に大きな禍根を残すことでしょう。
まず手始めに韓国において、日本企業への「強制労働」賠償訴訟が乱発されることでしょう。
(木走まさみず)