木走日記

場末の時事評論

民主党の「デマ首相」という誹謗・中傷を断固糾弾する!

 民主党がお怒りです。

民主党
2015年02月23日 13:18
「『デマ総理』にはいい加減にしてもらいたい」枝野幹事長

http://blogos.com/article/106267/

 「まったく事実と異なることを、国会がテレビで全国中継されている中で堂々と言いながら、それに対して明確な謝罪もしないというのは、総理大臣としてあるまじき姿勢だ」

 「安倍総理の場合は、これが初めてではない」

 「各方面の検証で事実と異なっていることが明らかになっているのに、未だに撤回・謝罪しない」

 「『デマ総理』にはいい加減にしてもらいたい」

 うーむ『デマ総理』とは手厳しいのであります。

 デマというのはそもそも「扇動」「扇動政治」を意味するドイツ語「デマゴギー(Demagogie)」が語源であります。

語源由来辞典

デマ

【意味】デマとは、根拠のない、いい加減な噂話のこと。とくに、政治的な効果を狙い、事実無根の情報を意図的に流すなどして、人々を扇動(せんどう)し、相手に不利な状況を作る場合が多い。
【デマの語源・由来】
デマは、「扇動」「扇動政治」を意味するドイツ語「デマゴギー(Demagogie)」を略した言葉で「でまかせ(出任せ)の略ではない。
日本では昭和初期頃から、「デマ」の語が使われるようになった。

http://gogen-allguide.com/te/dema.html

 そもそもの「扇動政治」「デマ」のニュアンスは、語源由来辞典にもある通り、悪意ある「政治的な効果を狙い、事実無根の情報を意図的に流すなどして、人々を扇動(せんどう)し、相手に不利な状況を作る」高等テクニックであります。

 今回の安倍首相の国会答弁は事実無根の情報を意図的に流す「デマ」というような高等テクニックでは断じてなく、本人が事実と思っての説明が単純に事実と全然違っていたというただの低レベルの「間違い」であることは、当ブログの前回のエントリーでも指摘した通りです。

 本人は間違っていることを言っている自覚すらなかったはずです。

2015-02-22 安倍さん、国会での説明、間違えたな
http://d.hatena.ne.jp/kibashiri/20150222

 安倍首相の無垢な赤子のような性格を考えてみてください。

 安倍首相は断じて「デマ首相」ではないのです。

 いろいろな意味で、デマなど流すことなどできません。

 ・・・

 今回の件で、この民主党の「デマ首相」という誹謗・中傷だけでなく、ネット上でも「安倍は地頭が悪い」だの「頭の弱い安倍晋三」だの安倍首相に対する人格攻撃がすごく湧いています。

 当ブログとしては一年前の2月2日に開催されたラジオフォーラムイベント第4弾における、京都大学原子炉実験所の小出裕章氏の安倍首相に対する発言を思い出します。 

 このイベントのパネル画像が主催者側からネットでPDFファイルで公開されています。

 その最終ページがこちら。


http://www.rafjp.org/wp-content/uploads/2014/04/koide-ppt.pdf

 強烈な文章ですが念のためテキスト化しておきます。

「愚かな国民には愚かな政府」

 安倍晋三さんはバカだ。
 しかもただのバカではなく病気である。
 しかし、彼が首相の座にいるのは
、私たち自身が病気だからである。
 
 病を退くる力なきものの半ばは
 その身もまた悪魔なればなり。(正造さん)

 下2行は田中正造の言葉でありますが、この誹謗中傷にまみれた文章は、しかしひとつだけ真実が含まれています。

 自分の政府を馬鹿にするものこそ大ばか者である、という普遍の真理であります。

 ・・・

 私の母は短絡的で出来の悪い幼い私によく言い聞かせていたものです。

 「いいかいまさみず、よおくお聞き。人様をバカと面と向かってけなしてはいけませんよ。バカと言う人のほうが実は大バカ者なのですよ」

 その人がバカじゃなくても本当にバカでもとにかくバカといってはいけないと母は私にいっておりました。

 ・・・

 当ブログは、この民主党の「デマ首相」という誹謗・中傷を断固糾弾いたします。

 安倍首相は断じて「デマ首相」ではない。

 いえ、できません。

 ・・・

 ふう。



(木走まさみず)