木走日記

場末の時事評論

同じペテン師でも佐村河内守氏のほうがまだましという話

 ネットでは佐村河内守氏の話題で持ちきり状態ですが、確かに今回の週刊文春スクープは「驚愕」という形容にふさわしいびっくり仰天の内容でありました。

2014年2月13日号
驚愕スクープ 全聾の作曲家はペテン師だった!
http://shukan.bunshun.jp/articles/-/3626

 18年前からゴーストライターがいて、しかも全聾ではなく普通に会話できたというではないですか。

 ある意味すごいですね、この人の性根は。

 何重にも嘘を繰り返し、それでいて「正義」の仮面をかぶっていたのです。

 被爆二世として「HIROSIMA」なんて組曲を「作ったり」、義手でヴァイオリンを弾く少女にの「ヴァイオリンとピアノのためのソナチネ」なんて曲を「捧げたり」、その曲を男子フィギュアスケート高橋大輔選手がオリンピックに使用するというオマケまで付きました。

 嘘に嘘を繰り返し、それでいて正義漢ぶってかっこつけて、まあ典型的なペテン師なわけです。

 ・・・

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 メディアでいえば朝日新聞みたいじゃないですか?

 捏造報道を繰り返し「従軍慰安婦」を国際問題化した張本人なのに、しれっと社説で安倍首相は中国や韓国と仲良くしろ、とか正義漢ぶってかっこつけているわけです。

 え、朝日新聞は訂正も謝罪もしていないって?

 そうか・・・

 同じペテン師でも佐村河内守氏は弁護士を通じて謝罪してますし、法廷だけでなく強烈な社会的制裁も受けることでしょう。

 ところが、嘘に嘘を繰り返し、それでいて正義漢ぶってかっこつけて、まあ典型的なペテン師メディアである朝日新聞は、今もって訂正も謝罪もないし、社会的制裁も受けていないわけです。

 朝日新聞に比べれば、同じペテン師でも佐村河内守氏のほうが謝罪し制裁を受ける分まだましというはなしであります。

 日本には佐村河内守よりたちが悪いペテン師集団がいるということです。

 ふう。



(木走まさみず)