木走日記

場末の時事評論

NHK・共同通信・毎日新聞・朝日新聞〜米州韓人総連慰安婦特別委員長に同調している問題特派員記者はどの社だ?

 まずはこの発言をお読みください。

「日本の政界は慰安婦問題が領土問題と密接に関連付けられていると考え、韓中などの干渉や要求で解決したとの認識を与えたがらない。だから韓国政府や市民団体が強く要求しても変化は期待できない。ただ米国の要求や米市民社会の意見には敏感だ」

「日本の政界は慰安婦問題で国際的信頼やイメージを損なっていることを認識していない。先祖の悪口を言われ、自尊心が傷つけられていると考える。日本がドイツのように反省・補償すれば国際社会はその勇断を評価することを分かっていない」

慰安婦問題は米国の韓国系市民団体が米国社会・政界・メディアを動かし、米国の民主主義的価値観に反する問題として世論化させ、日本のメディアが日本の市民社会と政界に知らせて教育し、圧力を加えれば解決の糸口が見えるという点で意見が一致した」

 これらの発言は、安倍政権の対外政策に否定的な在米日本メディア特派員が、米州韓人総連慰安婦特別委員長のイ・チョルウ氏に説明したもので、具体的にはNHK共同通信毎日新聞朝日新聞など主要メディアの特派員たち」と親しいのだそうです。

 情報ソースは4日付けの韓国・朝鮮日報の以下の記事です。

【寄稿記事ナナメ読み】慰安婦問題で日本を動かすには
http://www.chosunonline.com/site/data/html_dir/2013/12/04/2013120401749.html

 この発言で特に興味深いのは、慰安婦問題で具体的な世論工作手順が米国の韓国系市民団体と日本のメディアが「意見が一致した」とする点です。

 まず「米国の韓国系市民団体が米国社会・政界・メディアを動かし、米国の民主主義的価値観に反する問題として世論化させ」、次に「日本のメディアが日本の市民社会と政界に知らせて教育し、圧力を加え」ることにより「解決の糸口が見える」としています。

 朝鮮日報記事は次のように結ばれています。

 「経験談」を公表したイさんに、意見が一致している方々から「作戦ばらすな」と抗議がきているかどうかは分かりませんが、イさんたちの対日メディア工作が今後どのような展開を見せるのか、要チェックです。

 米州韓人総連慰安婦特別委員長らによる「対日メディア工作」が明らかになったわけですが、「意見が一致している方々から「作戦ばらすな」と抗議がきているかどうかは分かりません」と、この記事は「意見が一致している方々」=「安倍政権の対外政策に否定的な在米日本メディア特派員」と推測されますが、協力している日本メディア特派員の立場の心配までしています。

 この記事では「安倍政権の対外政策に否定的な在米日本メディア特派員」が、「NHK共同通信毎日新聞朝日新聞など主要メディアの特派員たち」のどの社の特派員なのか、特定できませんが、この4社ならばいずれに所属していようと、驚きはありません。

 しかし、この記事の内容が事実に基いているのだとした場合、米州韓人総連慰安婦特別委員長と親しい日本メディア特派員が複数いて、その中に慰安婦問題で米国の韓国系市民団体と意見も一致している日本のメディア特派員が含まれていることになります。

 ・・・

 アメリカではすでにロサンゼルス近郊のグレンデール市に慰安婦を象徴する記念像が設置されています。

 また、東部ニューヨーク、ニュージャージー両州にはすでに記念碑が設置されています、さらに、カリフォルニア州内ではグレンデール市のほか、ブエナパーク市やアーバイン市でも設置計画が持ち上がっているほか、韓国系団体は今後、全米約20カ所で設置を目指すとしています。

 参考記事。

慰安婦記念像、米グレンデール市で設置 日系市民の反対の声届かず
2013.7.31 10:07 [歴史認識
http://sankei.jp.msn.com/world/news/130731/amr13073110110001-n1.htm

 これらの動きは「米国の韓国系市民団体が米国社会・政界・メディアを動かし、米国の民主主義的価値観に反する問題として世論化させ」る作戦の一環と見て間違いないでしょう。

 ここまで「米国の民主主義的価値観に反する問題として世論化させ」ることに成功しているかは疑問ですが、このような韓国系市民団体の反日活動に対して、心情的同調者が日本メディア特派員に存在していることは問題でしょう。

 NHK共同通信毎日新聞朝日新聞

 どの社の特派員が同調者なのか知りませんが、朝鮮日報の記事の最後、「イさんたちの対日メディア工作が今後どのような展開を見せるのか、要チェック」に、日本人としても同意せざるをえません。

 米州韓人総連慰安婦特別委員長に同調している問題特派員記者はどの社なのでしょうか?



(木走まさみず)