木走日記

場末の時事評論

信じられないピュアな生き様、キングオブ茶坊主原口一博に光あれ!

 原口一博氏に光あれ!!

 産経新聞電子版記事から。

原口元総務相は「離党せず」 仲間も「説得中」
2012.7.1 20:23 [民主党

 消費税増税法案の衆院採決を棄権した民主党原口一博総務相(佐賀1区)は1日、小沢一郎元代表らに同調して離党する考えがないことを明言した上で「離党者を少なくするため(仲間の)説得を続けている」と述べた。佐賀市内で記者団の質問に答えた。

 原口氏によると、衆院採決後に、小沢氏から「われわれの柱になってほしい」と要請があった。その際に「党を割るべきではない。小沢力を生かすために党に残ってほしい」と断ったという。

 小沢氏が会長を務める勉強会「新しい政策研究会」は既に退会した。

 採決を棄権した理由については「大増税をできる時期でなく、党内の議論のプロセスも納得できなかった。今後は選挙での公約を守れる政党になるよう民主党を鍛えたい」と話した。

http://sankei.jp.msn.com/politics/news/120701/stt12070120250007-n1.htm

 おお、お見事です。

 さすが、国会茶坊主界の「柱」、我らが原口一博氏であります。

 あの日本一のごますり男こと原口氏が、小沢氏から「われわれの柱になってほしい」と要請があったが断って、「離党者を少なくするため(仲間の)説得を続けている」と、のたまっておるのです。

 あれだけごますり続けた小沢氏をこの土壇場で裏切り、「離党者を少なくするため(仲間の)説得を続けている」ですと。

 自己保身のためなら、誰にでもすりよりごますりよいしょしまくり、で少しでも状況が変わるとあら不思議、人を裏切ることに何のためらいもなく、新たなるごますり先を抜け目無く見つけるコバンザメのようなこの生き様はどうでしょう。

 ここまで徹していると軽く感動すら覚えます。

 ある意味、常人にはとても信じられないピュアな生き様であります。

 普通このような生き方をすると確実に友人を減らします。

 信用されなくなります。

 多くの人から嫌われることになります。

 そのようなリスクをすべて理解したうえで、原口一博氏は自己の行動原理である「政界茶坊主」を貫いているのです。

 だっておそらくもって生まれた性分なのだもの。

 わかりやすいです。

 あっぱれです。

 みごとです。

 「風見鶏」などの上品な比喩ではこの見事な生き様は表現できません。

 原口氏こそ、茶坊主中の茶坊主、キングオブ茶坊主であります。

 そして、次回選挙で、永久(とわ)にさようなら、どうかお幸せに(佐賀県民のみなさま、よろしくお願いいたします)。 



(木走まさみず)