木走日記

場末の時事評論

実にわかりやすい大読売の小沢ツブシ報道〜恥も外聞もない小沢スクープを突如「昨日知った」と報道する読売新聞

 23日付け読売新聞には驚きました。。

小沢氏資質、妻が告発…「放射能怖くて逃げた」
http://www.yomiuri.co.jp/feature/20100806-849918/news/20120623-OYT1T00211.htm
「カバン持ってどこかに」…小沢氏妻の手紙要旨
http://www.yomiuri.co.jp/feature/20100806-849918/news/20120623-OYT1T00219.htm

 記事冒頭から。

 昨年3月11日の東日本大震災後に、小沢一郎民主党代表(70)の妻(67)が支援者に宛てた手紙の中で、小沢氏が「放射能が怖くて秘書と一緒に逃げ出しました」と指摘し、小沢氏に対する不満を吐露していたことが22日、分かった。

 「22日、分かった」って、週刊文春の問題の記事が発売されてから一週間以上たってようやく「分かった」て、メディアとしておお間抜けなことを書いていますが、いや、紙面では、関連記事を2面、4面を使ってはでにぶちかましていますのでご紹介。

■23日付け読売2面紙面記事


■23日付け読売4面紙面記事


 うむ、このタイミングでの公称1000万部発行の全国紙大読売新聞が突如今までの沈黙を破って一週間前の文春スクープ記事を「昨日知った」ことにして、ぶちかましたのであります。

 このタイミングです、ナベツネの号令一過消費税推進の大読売が、消費税反対の小沢ツブシに掛かったのは間違いありません。

 実にわかりやすい大読売の小沢ツブシ報道であります。

 この一週間原監督の騒動できっと忙しかったのでしょう。

 身内の原監督の件では文春記事を訴えつつ、でも当該文春記事には一言も紙面ではふれませんのに、小沢つぶしのためなら一週間遅れで、同じ週刊誌である文春記事をフォロー・追随する、恥も外聞もない大読売新聞なのであります。

 世界一の発行部数を誇る大読売グループの劣化が国民にとても分かりやすくなってきて、これはこれでよかったということでしょうか。

 ふう。



(木走まさみず)