木走日記

場末の時事評論

本間税調会長辞任:どうせ愛人囲うなら、もっと上手にせんかい!(怒〜どうして日本の新聞は「家族ではない女性」とか下らないところで上品ぶるの?

 本日は暴論気味の与太話であります。笑って読み流してくださいませ(ペコリ)



●本間税調会長、「一身上の都合」で辞任 首相も了承

 昨日の朝日新聞から・・・

本間税調会長、「一身上の都合」で辞任 首相も了承
2006年12月21日11時15分

 政府税制調査会本間正明会長(阪大教授)は21日朝、会長職を辞任する意向を安倍首相に伝え、首相も了承した。塩崎官房長官が同日午前の記者会見で発表した。東京都内の一等地の官舎に入居していたことで政府・与党内から自発的辞任を求める声が相次ぎ、職責を全うできないと判断したとみられる。首相にとって本間氏の起用は官邸主導による成長重視戦略を強く示した人事だった。その本間氏がわずか約1カ月半で辞任に追い込まれたことで、首相の任命責任が問われるのは避けられず、復党問題などで陰りの見える政権の求心力に影響を与えるのは必至だ。

 安倍首相は21日朝、公邸前で記者団の「(本間氏)本人と話したか」との問いかけに対し、「はい。電話で話しました」と応じた。塩崎官房長官はその後の記者会見で「今朝、本間会長より首相に電話で『一身上の都合により会長職を辞任させていただきたい』との強い申し出があった」と述べ、了承したことを明らかにした。

(後略)

http://www.asahi.com/politics/update/1221/002.html

 11日発売の週刊誌で「家族ではない女性と官舎に同居」していたとの疑惑が指摘されると、与党内から「税負担を国民に求める立場として適性を欠く」といった批判が噴出していた本間氏ですが、本人は13日の記者会見で「同居」を否定しつつ、官舎の退去を表明したいたのでした。

 本間氏が入居した官舎は東京・渋谷にある3LDKで、家賃は月約7万7000円。本間氏は9月に経済財政諮問会議の専門調査会長として、公務員宿舎を含む国有財産の売却推進を求める報告をまとめていたことで、そのモラルが厳しく問われることになりました。
 
 辞任要求の声が政府内にも広がり、本間氏をかばうのは首相と塩崎官房長官のみとなっていたわけで、「成長路線」を巡る政府税調と党税調の折り合いは悪く、今後の「改革路線」の行方にも影響を及ぼしそうですね。

 最近のメディア各社による調査では、当初60%前後だった内閣支持率が軒並み40%台に落ち込み、安倍人気に陰りが出てきています。

 「税調改革」の目玉として起用された本間氏の辞任は、これに拍車をかけそうだとみられているようで、支持率はまだ底を打っておらず、「このままジリ貧になりかねない」(自民党関係者)と、早くも参院選への影響を危ぐする声もあがっているそうです。

 なんだかなあ、我らが安倍首相の指導力に黄信号がともってきましたね。

 ふう、やれやれです。

 ・・・



●どうでもいいけどどうして日本の新聞は下らないところで上品ぶるのか〜はっきり「愛人と同居」って書きゃいいでしょ!(爆


 さてメディアですが、産経は辞職表明前の昨日に、他の4紙は本日一斉に社説にて本件を取り上げています。

【朝日社説】本間氏辞任 つまずいた安倍改革
http://www.asahi.com/paper/editorial.html
【読売社説】[税調会長辞任]「つまずいた首相主導の人事」
http://www.yomiuri.co.jp/editorial/news/20061221ig90.htm
【毎日社説】本間会長辞任 「チーム安倍」が漂流している
http://www.mainichi-msn.co.jp/eye/shasetsu/news/20061222k0000m070189000c.html
【産経社説】本間税調会長 国民の厳しい視線自覚を
http://www.sankei.co.jp/ronsetsu/shucho/061221/shc061221000.htm
【日経社説】税調会長辞任でも方針維持を(12/22)
http://www.nikkei.co.jp/news/shasetsu/20061221MS3M2100121122006.html

 まずは、朝日社説からポイントを抜粋

 重い公的ポストのうえ、出張のたびにホテル代を払うより安上がりなら、官舎を提供するのも理解はできる。だが、本間氏の場合、首をかしげたくなることが少なくなかった。

 大阪でも夫人とは別居しているのに、当初、国には官舎で同居すると届けていた。そのうえで都心の3LDK、96平方メートルの幹部用の住宅に入った。月々の家賃は7万7千円という好条件だ。

 そこで、実は別の女性と暮らしていたとすれば、納税者は釈然としない思いだろう。

 政府税調は大所高所から税負担のあるべき姿を議論する。業界の思惑が反映しがちな自民党税調と比べたとき、高い公正さや透明性が求められている。納税者の暮らしや痛みにも、人並み以上に敏感であってほしい。

 「政府税調は大所高所から税負担のあるべき姿を議論する」のだから「納税者の暮らしや痛みにも、人並み以上に敏感であってほしい」と主張します。

 一方読売社説。

 本間氏は、経済財政諮問会議の民間議員に就任後の2003年、東京の公務員宿舎に入居した。毎週のように上京せざるを得ないため、宿舎を管理する財務省が便宜を図ったという。

 だが、本間氏は諮問会議の資産債務等専門調査会長でもあった。宿舎など国有財産の売却・有効活用策を取りまとめる役を務めながら、格安の宿舎を提供されたことに抵抗はなかったのだろうか。

 貸す方が安易なら、借りる方も慎重さに欠けていた。

 「貸す方が安易なら、借りる方も慎重さに欠けていた」と財務省側の便宜にも批判の矛先を向けています。

 毎日社説。

 もっと深刻なのは、首相が世論を見誤っているのではないかということだ。

 ただでさえ、安い賃料の公務員宿舎には今、国民の厳しい目が注がれている。そんな中、宿舎などの国有財産売却を促す報告書をまとめた本人の本間氏が、宿舎の便宜を受けていたというのだ。しかも、安倍政権が掲げる大きなテーマは教育再生だ。政権に携わるものには一段とモラルが求められているはずだ。国民の怒りや不信が日増しに強まるに違いないと、どうして早い段階で気づかないのか。そして、なぜ、それを進言するスタッフがいないのか。

 失速のきっかけとなった郵政造反組自民党復党問題も同じように世論を甘く見たのではなかったか。支持率低下に歯止めがかからない首相は何とかばん回しようとしたのだろう。19日には自ら記者会見に臨んだ。だが、会見は記者の質問を打ち切って早々と終了し、逆に批判を招いた。事前に用意した台本を読んでいるように見えるから、「顔が見えない」と言われているのだ。これも勘違いとしか言いようのない対応だった。

 「もっと深刻なのは、首相が世論を見誤っている」ことだとし、「国民の怒りや不信が日増しに強まるに違いないと、どうして早い段階で気づかないのか」と、郵政造反組自民党復党問題の例を出し安倍首相の対応を厳しく批判しています。

 こちらは昨日(辞職表明前)の産経社説。

 本間氏の行為がルール違反でないとしたら、辞任を求められないとの判断もあるかもしれない。

 しかし、最も考慮すべきは、本間氏の行為が職務の重さと天秤(てんびん)にかけて適切といえるのかという点である。だからこそ、本人や、本間氏を税調会長に指名した首相の判断が重要になっているのだ。

 税調会長職は、必要な場合は、国民に増税という強烈な痛みを強いる。確かに、本間税調がまとめた来年度税制改正の答申では消費税の文言は抜け落ちた。それでも、来夏の参院選後には消費税はじめ、増税論が本格化するのは確実だ。

 「本間氏の行為がルール違反でないとしたら、辞任を求められないとの判断もあるかもしれない」とした上で、「最も考慮すべきは、本間氏の行為が職務の重さと天秤(てんびん)にかけて適切といえるのかという点」であり、「本間氏を税調会長に指名した首相の判断が重要」なのだと安倍首相の決断を促しています。

 最後に日経社説。

 政府税制調査会本間正明会長は親しい女性と官舎に同居していると報じられた問題で辞任した。違法な行為は確認されていないものの、本間氏が官舎を含む国有財産の処分に携わっていた事実などから国民の間に不信感が広がり、職にとどまれば今後の税制論議にも悪影響を及ぼす恐れがあった。辞任は当然である。

 しかし安倍晋三首相のたっての希望で経済財政諮問会議議員から政府税調会長に転じた本間氏は、経済活性化のため法人実効税率引き下げなどの必要性を訴え税調をリードしてきた。こうした考え方は財政再建少子高齢化など今後の日本の問題を解決するために重要である。本間氏が辞任しても政府税制調査会はこの方針を変えず、経済活性化のための税制の在り方を追求してほしい。

 「辞任は当然である」としながらも、「経済活性化のため法人実効税率引き下げなどの必要性を訴え税調をリードしてきた」本間氏の「こうした考え方は財政再建少子高齢化など今後の日本の問題を解決するために重要」と評価しています。

 日経は「本間氏が辞任しても政府税制調査会はこの方針を変え」てはいけないと主張します。

 ・・・

 しかしなあ。

 どうでもいいけど、「家族ではない女性と同居」(【朝日社説】)だの「必要な申請をしないまま女性と入居」(【読売社説】)だの、「入居資格のない女性と同居」(【産経社説】)だの「親しい女性と官舎に同居」(【日経社説】)だの、どうして日本の新聞は下らないところで上品ぶるんでしょうか?

 はっきり「愛人と同居」って書きゃいいでしょ!(爆

 「家族ではない女性」とか「入居資格のない女性」とか「必要な申請をしないまま」の「女性」とか、煩わしい表現使っても、かえって目立っちゃうでしょ(苦笑

 こんなもん、愛人でいいんです、愛人で(キッパリ

 ・・・



●どうせ愛人囲うなら、もっと上手にせんかい!(怒

 それぞれの社説の崇高な御説はごもっともなれど、なんか、そろいもそろってスキャンダラスなプライベートの問題として取り上げ気味なところが気持ち悪いのですよね。

 だいたいこの様にマスメディアがスクラム組んで魔女狩りみたいに個人批判するときの気持ち悪い聖人君子のような「大儀のふりまわしかた」が、不肖・木走は大嫌いなのであります。

 本妻と離婚調停している中年男が愛人囲って何が悪いねん!
(↑お前はいつから関西人になったのか?(苦笑))

 たしかに朝日が言うように「納税者の暮らしや痛みにも、人並み以上に敏感であって」しかるべき立場としては噴飯ものの愚行かも知れませんが、本業で問題があるならばともかく愛人官舎に囲ったのは貸す方にも問題あったのだし謝罪して出てるわけだし法律に触れてるわけでもないし・・・

 本間氏を弁護するつもりは毛頭ないけれど、「入居資格のない女性」を官舎に住まわせたことをことさらに取り上げて避難する、気持ち悪い聖人君子のような「大儀」を振り回して魔女狩りみたいに個人批判するのは実に下らないです。

 本来プライベートなことは関係なく、官舎使用のルールに問題があればそれは粛々と事務処理すべきで、税制会長という要職に対するメディアの報道としては、その人の仕事の中身でもっと評価・批判すべきじゃないでしょうか。

 それにしても、どうして日本の新聞は「家族ではない女性」とか下らないところで上品ぶるんだ!(怒
(↑オイオイお前は本間氏の代弁者か、木走?(苦笑))

 ・・・(汗

 しかし本間氏が要職失格者であるのは同意するものであります。

 だって、私は本間氏が誰とどこで住まおうが関係ないですが、離婚調停中の身でありながら官舎を利用して愛人を囲うという、彼のリスク管理意識の低さだけで彼は要職失格者と断定いたします。

 どうせ愛人囲うなら、もっと上手にせんかい!(怒
(↑オイオイ、木走、またクレームもらうぞ(苦笑))

 ・・・(汗

 ジャンジャン。
(↑オイオイ、言いたいこと言って終わりかよ(爆))

 ・・・

 失礼しました(大汗



(木走まさみず)