ちょっとミギミギしい日本代表のヤタガラス〜三本足の烏のエンブレムの下に、ガンバレ!ニッポン!!
いよいよサッカーワールドカップの日本の初戦の日を迎えましたネ。
是非、勝利していただきたいですネ。
●カラスがシュート練習 日本代表のエンブレム〜頭が痛いゾ!タイトルだけじゃ意味がわからん朝日新聞速報記事
今日(12日)の朝日新聞電子版速報記事から・・・
カラスがシュート練習 日本代表のエンブレム
2006年06月12日13時57分日本の初戦が目前に迫った11日、山口県周南市の徳山動物園は、サッカーボールをシュートするカラス4羽の公開を始めた。エンブレムに3本足のカラスをあしらった日本代表ユニホームを身に着け、代表の活躍にエールを送っている。
「シュートして」。飼育係の村岡かおりさん(26)が、こぶし大のゴムボールを置くと、カラスの「アンバー」がくちばしや足で「ドリブル」してゴールにけりこむ。
4羽は4月下旬にヒナで保護されたハシボソガラス。カラスの知能や運動能力の高さを知ってもらうパフォーマンスとして、空き缶や紙くずなどごみの分別練習を5月31日に開始。同時に日本サッカー協会のシンボルのカラスにあやかり、サッカーも始めた。わずかな期間で人とのパスも覚え始めた。
ゴールするともらえるエサ欲しさにボールを奪い合ってつつき合う「ラフプレー」も。飼育係の転裕美さん(29)は「夏休みか秋までに、セットプレーや複数のカラスでのプレーができるようにしたい」。
なんだか、タイトルだけじゃ意味がわからん(爆笑)速報記事なのですが、ようは、山口県周南市の徳山動物園で飼育係の村岡かおりさん(26)が訓練したカラスの「アンバー」たち四羽がサッカーの見せ物を始めたってだけですね(苦笑)
日本の初戦が目前に迫った11日、山口県周南市の徳山動物園は、サッカーボールをシュートするカラス4羽の公開を始めた。エンブレムに3本足のカラスをあしらった日本代表ユニホームを身に着け、代表の活躍にエールを送っている。
ふーん、日本代表のユニホームに付いているあの紋章というかワッペンが「3本足のカラスをあしらった」モノとは知りませんでした。
しかしなあ、いくらカラスが利口だとしても「代表の活躍にエールを送っている」ってなんだかなあ・・・(汗
・・・
そんなカラスおらへんやろ(爆)
冷静に考えれば「ゴールするともらえるエサ欲しさにボールを奪い合ってつつき合」ってるだけでしょうネ(爆笑)
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日本代表には是非がんばっていただきたいですが、不肖・木走はこの日本代表の「3本足のカラス」のエンブレムがとても気になりましたです。
●おもいっきりミギミギしい「八咫烏(ヤタガラス)のエンブレム」(爆)
6日の朝日新聞記事から・・・
奈良ゆかりの「ヤタガラス」にW杯サポーター殺到
2006年06月10日20時27分
サッカー・ワールドカップ(W杯)ドイツ大会に臨む日本代表選手のユニホームの胸にあしらわれている3本の足を持つカラス。古事記などの神話に登場する「勝利の鳥ヤタガラス」をシンボル化したものだ。ヤタガラスに縁が深い古都・奈良では、12日の豪州との初戦を前に、日本の勝利を願うサポーターたちがゆかりの場所や関連グッズに殺到している。
ヤタガラスは東征中の神武天皇の道案内をし、戦を勝利に導いたとされる。これをモチーフにしたカラスが1931年から日本サッカー協会の旗章に使われ、日本代表のユニホームのロゴマークとして有名だ。神武天皇が東征の最後にたどり着き、即位したとされる場所に建てられた橿原神宮(奈良県橿原市)に、ロゴそっくりの図柄をあしらったお守りがある。その名も「蹴球(しゅうきゅう)守」。青地にヤタガラスと国旗がぬいこまれている。04年7月、日本代表のW杯予選突破を願って1体1000円で授与を始めたが、今年に入り全国から問い合わせが急増した。
大阪市から訪れた会社員桜井主税さん(30)は、精巧な絵柄に驚く。「すごいお守りがある、と聞いてやってきた。これがあればブラジルにも勝てる気がする」。同神宮の上田宗弘・権祢宜も「このヤタガラスが日本を決勝トーナメントに導いてくれるはず」と期待する。
そのものずばり、ヤタガラスをまつるのは同県宇陀市の八咫烏(やたがらす)神社。境内には、頭にサッカーボールを乗せたヤタガラスの石像(高さ約90センチ)がある。02年の日韓W杯の際、地元の石材店などから町おこしの一環として寄贈された。
小林義典宮司によると、サッカーファンに「サッカー神社」としてインターネットなどでも紹介され、団体の参拝客も多いという。「石像に触るのが、うちならではの必勝祈願法です」
銘酒「やたがらす」の醸造元で知られる北岡本店(同県吉野町)は、サッカーボールをかたどった特注のガラス容器に入れた「やたがらす」を今年2月から売り出した。
特に人気があるのが、青い容器の「サッカーブルーボトル」(2500円)。W杯終了までの限定販売で、4月までは月200本程度の売れ行きだったが、5月は7倍の約1400本が売れたという。社長の北岡篤(50)さんは「多くの人に勝利の美酒を味わってもらいたい」と話している。
ふーん、「3本足のカラス」は「八咫烏(ヤタガラス)」っていうのですね。
ヤタガラスは東征中の神武天皇の道案内をし、戦を勝利に導いたとされる。これをモチーフにしたカラスが1931年から日本サッカー協会の旗章に使われ、日本代表のユニホームのロゴマークとして有名だ。
なるほど、「ヤタガラス」は「東征中の神武天皇の道案内をし、戦を勝利に導いたとされる」神話に基づく伝説の生き物であり、「1931年から日本サッカー協会の旗章に使わ」れている由緒あるロゴマークだったのですね。
しかし、この「ヤタガラス」のエンブレムですが、「神武天皇の道案内」で、満州事変勃発した「1931年」からの使用って・・・
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おもいっきりミギミギしいなあ(爆
(↑ミギミギしいってなんだ、ミギミギしいって(苦笑))
・・・(汗
しかしなあ、「ヤタガラスをあしらった橿原神宮の「蹴球守」」がバカ売れだそうですが、「ジャパンブルーのサッカーボール形ボトルに入った清酒「やたがらす」」も、商魂たくましいですよね。
飲みたいなあ、清酒「やたがらす」。
●「三本足のカラスのエンブレムの下に」ガンバレ!ニッポン!!
少し「やたがらす」について調べてみましたが。
八咫烏(やたがらす、やたのからす)は日本神話で、神武東征の際、タカミムスビによって神武天皇の元に遣わされ、熊野から大和への道案内をしたとされる三本足の鴉。
熊野三山において烏はミサキ神(死霊が鎮められたもの。神使)として信仰されており、日本神話に登場する八咫烏はこの信仰に関連するものと考えられている。近世以前によく起請文として使われていた熊野の牛玉宝印には烏が描かれている。
『新撰姓氏録』では、八咫烏はカミムスビの曾孫である鴨建角身命(かもたけつのみのみこと)の化身であり、その後鴨県主(かものあがたぬし)の祖となったとする。奈良県宇陀市榛原区の八咫烏神社は鴨建角身命を祭神としている。
咫(あた)は長さの単位で、親指と人差指を広げた長さ(約18センチメートル)のことであるが、ここでいう八咫は単に「大きい」という意味である。
熊野本宮大社では白、志摩市にある九鬼氏の宝物などでは金色、その他では黒で描かれていることが多い。
戦国時代には、紀伊国の雑賀を治めた鈴木家の旗ともなっている。
現代では、日本サッカー協会のシンボルマークにも用いられ、サッカー日本代表のマークとして認識されている。これは、日本に初めて近代サッカーを紹介した中村覚之助に敬意を表し、出身地・和歌山県那智勝浦町にある熊野大社の八咫烏をデザインした物である。
(後略)出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%83%A4%E3%82%BF%E3%82%AC%E3%83%A9%E3%82%B9
ふーん「咫(あた)は長さの単位で、親指と人差指を広げた長さ(約18センチメートル)のことであるが、ここでいう八咫は単に「大きい」という意味」だそうですが、なるほど確かに「日本神話で、神武東征の際、タカミムスビによって神武天皇の元に遣わされ、熊野から大和への道案内をしたとされる」伝説の生き物なわけですね。
ギリシャ神話
太陽神アポロンの烏。本来白かったが、後にアポロンの怒りを買い黒くなった。古い星座絵図の中には3本足で描かれている物もある。また、熊野本宮大社の八咫烏も色は白である。何れも太陽神の使い。オルフェウスの黄泉の国行き同様、ギリシャ神話と日本の神話が似ているという共通項として取り上げられることもある事象。
世界各地でもこの三本足の鳥は「太陽神の使い」として登場するようです。
(前略)
太陽が東から昇り西に沈むのは、太陽の中で八咫烏が飛び続け、太陽を運んでいるからともいわれている。
一説によれば「八咫烏」というのは天建津命(アマノタテヅノミコト)が率いた一族のことであり、イワレヒコが神武天皇となったとき、一部はその警護として奈良近辺に残り、一部は京都北部に拠点を構え賀茂一族となったといわれている。
平成14年2月27日には奈良県明日香村のキトラ古墳の天井の天文図の太陽の中に三本足のカラスが描かれていたのが見つかった。それが八咫烏かどうかはまだわかっていない。
(後略)八咫烏−平安大事典 より抜粋
http://heianjiten.fc2web.com/yatagarasu.htm
ほほう「太陽が東から昇り西に沈むのは、太陽の中で八咫烏が飛び続け、太陽を運んでいるから」という説まであるのですか。
・・・
「日出づる国」ニッポンのサッカー代表のシンボルマークが、伝説の鳥「太陽神の使い」である三本足の烏「ヤタガラス」とは、すばらしいじゃないですか。
ちょっと、「神武天皇の道案内」で、満州事変勃発した「1931年」からの使用ってところがミギミギしいかも知れません(苦笑)が、よいじゃないですか。
「双頭の鷲の旗の下に」というJ.F.ワーグナー(1856−1908)作曲の有名な行進曲がありましたが、この「双頭の鷲」は実は元はビザンチン帝国(東ローマ)のシンボルだったそうであります。
「双頭の鷲の旗の下に」ビザンチン帝国は一大帝国を築き大繁栄をしたのであります。
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よーし。
「双頭の鷲の旗の下に」をパクれば、さしずめ日本代表は「三本足の烏のエンブレムの下に」って感じですね。
うん、三本足の烏のエンブレムの下に、ガンバレ!ニッポン!!
まず目指すは予選リーグ突破であります。
オーストラリアなんかに絶対負けないゾ!!
(木走まさみず)