原子力空母『赤城』発進セリ!!
ちょっとまじめな話が続いたので本日は与太話であります。
骨休みに笑って読み流してくれれば幸いでございます。
●中国:有人宇宙飛行船打ち上げ 12日にTV生中継
昨日の毎日新聞から・・・
中国:有人宇宙飛行船打ち上げ 12日にTV生中継
有人宇宙飛行船「神舟6号」の周辺を警備する中国兵=AP 【香港・成沢健一】9日付の中国系香港紙「文匯報」は、中国で2回目となる有人宇宙飛行船「神舟6号」の打ち上げを中央テレビが12日に生中継する準備を進めていると報じた。打ち上げ時間については、これまで13日午前11時(日本時間同正午)とされてきたが、1日早い12日午前11時が予定されているという。
報道によると、中継は打ち上げの1時間前から始まり、地球への帰還まで計54時間に及ぶ予定。打ち上げが失敗した場合でも中継は続けられる可能性が高いという。実況中継としては97年の香港返還を上回る記録的な長さで、視聴者数は5億人と見込んでいる。
初の有人飛行となった「神舟5号」の打ち上げの際には、生中継はされなかった。毎日新聞 2005年10月9日 20時40分 (最終更新時間 10月9日 22時33分)
http://www.mainichi-msn.co.jp/science/kagaku/news/20051010k0000m030082000c.html
おお、ついに「神舟6号」が発射されるのですか。しかもTVで生中継ですか。
しかし、「視聴者数は5億人と見込んでいる。」とは、かないませんああ、頭数の多い国には(苦笑
なんか、外貨準備高も香港と中国本土を加えると、遂に日本を抜いて世界一になったそうですが、いよいよ、日本も中国とのつき合い方を本気で考えていかなければならんのでしょうな。
なんていっても勢いが違うもんなあ・・・
・・・
などと一人で憂いてみたりしてたのですが、先日、高校の同級生M田と久しぶりに飲んだのでありますが・・・
M田くんはたいそうお怒りなのでございました(苦笑
●酒が入ると人格が豹変するM田〜お前はウヨク上戸か!(爆笑)
このM田というオヤジですが、シラフの時にはスーツをびしっと決めたけっこうお洒落な男でして、話し方もいたって紳士、決して大きな話などしない堅実をウリにしている一児の父親、リーマン親父なのであります。
私とは年に数回酒飲むぐらいの関係でありますが、この男、年を取ると共に酒癖が悪くなって来まして、なんというか、酒乱のように暴れたりはしないのですが、脳内酒乱と言いますか、言動が尋常ではなくなるのであります。
笑い上戸とか泣き上戸とか酔っぱらいには癖がある人がいるじゃないですか、そのカテゴリーでくくると、ウヨク上戸(苦笑)ってとこですかね。
先日も都内の居酒屋で彼の脳内暴走が突如始まったのであります(汗
彼行きつけのおいちゃんが一人でやっているカウンター席だけのこきたない(失礼)串焼き屋であります。
さんざん串焼き食べ食べビール飲み飲み雑談を話していたのですがそうですね、ビールの中ジョッキ数杯飲んで、お酒が焼酎に変わった頃でございますが、私の一言で突如彼の目つきが変わったのでありました。(苦笑
●シンシュウだとお! イカン断じて許さんぞ
木走:「そういえば話変わるけど、中国また有人飛行やるみたいだね。「神」の「舟」って書いて「神舟号」っていうんだっけ、すごいよね」
M田:「ナニ? ・・・シンシュウだとお! イカン断じて許さんぞ、その名前を使用することは! 「神州」は我が日本国のみが使用を許される言葉である」
(あいたた、始まったかあ、しかも漢字間違えてるし・・・)
木:「いや漢字が違うって、カミのフネって書いて・・・」
M:「(話をさえぎって)、だいたいあんなもんは全てロシアの技術を物まねしただけである。国威昂揚のためどえらい金掛けて無理して飛ばしているだけだ!」
木:「マアマア押さえて押さえて。それにしても外貨準備高も日本は中国に抜かれて中国が世界一位になったらしいし、すごいよね最近の中国の発展ぶりは」
M:「ナニ? 日本が抜かれたあ? それはホントか?」
(こいついい年して新聞読んどらんのか、やれやれ)
木:「ああ、香港のと加算してだけどね。来年にも中国本土単独で日本を抜いちゃうかもって新聞には書いてあったよ」
●おいちゃん、酎ハイ濃いめでおかわりね!!
M「・・・。 それで、盗掘は始まったのか?」
木「え? 盗掘?」
M「シナ海のアブラの盗掘のことだ」
木「・・・。ああ、南シナ海の海底油田採掘のことだね。中国側の様子だともう今月中に本格稼働するらしいね。今日あたりもう始まるかも知れないなあ」
M「うーむ、して日本側の試掘の準備は進んでおるのか?」
(M田の酔った時のひとつのオバカな特徴として、口調がだんだん司令長官風命令口調になってくるのであります。オバカでしょう(苦笑))
木「いやいや準備もナニも今から準備したって調査だけで数年掛かるし、中国の軍艦も警戒しているようだから、安易に調査船も海域にいかせられないんじゃないかな」
M「ヌヌヌ、我が政府はナニをやっているのだ! ただ手をこまねいていては最後の一滴までアブラを吸い取られてしまうじゃないか」
木「しかしねえ、現実問題としてムコウはもう採掘直前だしコッチはまだ調査もしてないんだぜ。それに仮にあの地点で採掘しても中国側は近くにパイプライン引けるけど、日本側じゃ遠くて全く採算が取れないらしいよ」
M「ダマラッシャイ! おいちゃん、酎ハイ濃いめでおかわりね!!」
木「・・・」
(イカン、この「濃いめでね」って発言が出たときは、M田が調子よく脳内暴走始めたシグナルなのであります。機関車の「ポッポー」と同じなのであります(爆))
●原子力空母『赤城』の建造を許可する!!
M「しかし、どうも最近どうもシナといい、どうも朝鮮といい、どうも日本を舐め腐っておる。どうもこれはゆゆしきことであある!」
(どうもが大杉だって(苦笑) それにお前は石原都知事か?)
木「・・・」
M「(ギロっと木走を睨み)だいたい、キミはさっき聞いたがブロックとかいうインターネットで下らぬゴタク並べてるらしいが、日本の現状を憂いておるのか? どうなんだ?」
(完全にヤバイ目の座り方であります(苦笑))
木「えっと、ブロックじゃなくてブログね。で、もちろん憂いをもって書き込んでいるさ、中国や韓国のこともけっこう議論しているよ(君とは方向性違うけどね(苦笑))」
M「どうすればいい?」
木「え?なにが」
M「日本はどうすればいいと思っているんだ!と聞いておる」
木「どうするって、やはり個別に真摯に話し合うべき事は話し合っていくしかないんじゃないのかなあ。現実問題として戦争するわけにもいかないし」
M「あまーいっ!!(ドンっと酎ハイのグラスを置くM田)」
木「・・・」
M「(目を閉じて腕を組み)しかたがない、もはやあの計画を許可するしかあるまいな」
木「あの計画って?」
M「原子力空母『赤城』の建造を許可する!!」
(誰に許可してんだ、誰に?(爆笑))
木「・・・(汗」
●原子力空母『赤城』発進セリ!!
M「うーん、しかし一隻じゃたらんかあ・・・(長考)」
木「・・・(アホラシ」
M「しかたない、予算は厳しいが同型原子力空母3隻の建造を許可しよう」
(そんな予算どこにあるんだっての、だから誰に向かって許可してんだよ(苦笑))
木「そんなあ原子力空母だあ?しかも3隻もお・・・」
M「心配いらんぞ、木走君。燃料は六ヶ所村にターンとある」
木「・・・心配のレベルがちがうんだけど(汗」
M「そうだ3隻がいい。一隻は日本海に、一隻は南シナ海に、そして一隻は予備艦として横須賀で帝都防衛を任とするのだ」
木「・・・テイトって(汗」
M「艦名は『赤城』にい・・・、そうだ2番艦は『加賀』がよろしい、3番艦は、うーん、『飛龍』にするか『蒼龍』か、まてよ『瑞鶴』と『翔鶴』も捨てがたいしなああ」
(イカン、完全に真珠湾攻撃の機動艦隊までタイムスリップしている)
木「オイオイ、少し飲み過ぎたんじゃない。そろそろ『オアイソ』して帰るか」
M「まだまだ。ん? 出撃命令か???」
木「・・・???」
M「(席からすくっと立ち上がり、店のおいちゃんに最敬礼しながら)原子力空母『赤城』発進セリ!!」
おいちゃん「・・・(驚くもにやにや敬礼仕返す」
木「・・・(驚」
M「トラ!トラ!トラ! オシッコ行ってきまーす!」
店内「ゲラゲラゲラ(爆笑)」
木「・・・。ふう、やれやれ」
まあ、飲んだ席での戯れ言であります。
しかし、最近少し気になるのが、飲み屋での呑んべい達の与太話なのでありますが、我が愛すべき脳内暴走男M田くんほどではないですが、けっこう、中国や韓国・北朝鮮に厳しい話を耳にすることが多くなったような気がするのですよね。
うーん、飲んだ席の与太話止まりならよいですが、偏狭な愛国心は火がつくと怖いんですよね。
日本人はもっとその美徳でもある冷静さを取り戻すべきなのではないでしょうか。
ねえ、M田くん?
今日は与太話でありました。
(木走まさみず)