木走日記

場末の時事評論

民主新代表 前原誠司氏に決定!

kibashiri2005-09-17


民主党新代表 前原誠司氏に決定!

 都内ホテルにて民主党代表選の投票が午後3時過ぎより行われました。投票の結果は以下の通り。

 投票総数 192票
 無効票    2票
 前原誠司  96票
 管直人   94票

 以上僅差で前原誠司氏が民主党の新代表に選出されました。

 (16:10 NHK総合テレビの報道より)



前原誠司氏の基本姿勢

 前原誠司氏のホームページは以下にあります。

前原誠司ホームページ
http://www.maehara21.com/index.html

 昨日ホームページに掲示された、今回の代表選における「前原誠司の基本姿勢」から・・・

前原誠司の基本姿勢

 はじめに

 ■ この時期に代表に立候補する私の使命は、民主党の再生。
 ■ 民主党の再生は、民主党のためではなく、民主主義を生き返らせ るため 。
 ■ 民主主義は、健全な政策競争による政権交代によってしか熟成しない。
 ■ 私が目指す民主党を ひと言で言えば「 闘う 政党」。
  私は、民主党を 闘う集団 に脱皮させるために立候補を決意。
 ■ 闘いの先にあるのは、国民の誇りと自信を取り戻し、国民一人一人の多様 な幸せを実現できる社会。
 ■ 私は、以下の三点において解党的出直しを行うことが不可欠と考えている。



 1.まずは強烈な自己反省から −既得権との決別−

 ■ 民主党の原点は、
   ・ 族政治
   ・派閥均衡
   ・既得権益
   ・官僚的機構主義
   といった自民党型旧来政治を打破すること。
 ■ しかし民主党の拡大とともに、わが党内部にも一部こうした悪弊が芽生え始めている。
 ■ 労働組合、各種業界との関係などについて、既得権擁護的議論は根絶する。
 ■ 党内の政策グループは否定しないが、内向き党内融和を優先する 政治手法 は徹底的にこれを排除する。
 ■ こうした改革のため、党内意思決定手続きも全面的に見直すこととする。



 2.国民との協働

徹底した現地・現場主義  
 ■ 民主党政治の原点は、一部の利益団体の意見や霞が関の官僚集団の意見を聞くのではなく、
   国民一人一人の意見を聞くこと。
 ■ 惜敗した仲間とともに、議員が歩く、代表自らも歩く。
 ■ 地域で頑張っている仲間と歩き、直接に国民の喜び、悲しみ、楽しみ、怒りを実感するのが真の政治家。

幅広い専門家とともに政策を磨く
 ■ 政策は官僚におんぶに抱っこという小泉型政治でなく、民間専門家とともに自前の政策を作り上げる。
 ■ 新たに政策シンクタンクを設立し、民間や大学、 NPO などで活躍する各分野の専門家と積極的に連携し、
  議員一人一人が政策立案能力を磨く。
 ■ 「霞が関の官僚に使いまわされる政治」から、「官僚を使いこなす政治」へと脱皮する。

インターネット、 IT を駆使して国民とつながる  
 ■ インターネットは多くの国民と直接つながれる大きな武器。
 ■ ホームページやブログなどで直接情報を発信するとともに、国民の政治への不満や要望を直接 伺える貴重なツール。
 ■ 政党としての政策形成や政策発信に徹底して IT を使いこなす。
 ■ さらに、インターネットを用いた選挙活動の解禁や、電子投票の普及につとめる。



 3.闘う 議員 集団を

 ■ 300人のイエスマンと小泉恐怖政治に、   
  113人の闘う集団が 参議院の仲間とともに 立ち向かうべき。
 ■ 「行革なくして増税なし」の徹底    
  税金のムダ遣いを徹底的にチェックし、不正を摘発するとともに行財政改革を徹底する。
 ■ 対案の提示  
  重要法案には、批判のみでなく、必ず、対案を提示する。
 ■ 戦略的国会対応   
  各議員がばらばら に 質問をするのではなく、 統一テーマのもとに、戦略 的かつ集中的な 論戦を挑むこととする
 ■ 成果主義実力主義人事  
  闘 って成果を出す人間を抜擢し、年功序列による機械的人事は行わない。
  代表の責任 において、老壮青を問わず実力主義、適材適所の人事を行う。
 ■ 与野党談合的国会運営の見直し   
  副議 長ポストの見返りに審議協力を約束するような愚行、談合政治こそ根絶すべき。



 破壊から創造のため、民主党を闘う集団に変える!

前原誠司ホームページより
http://www.maehara21.com/kihon.html

毎日新聞速報

民主党:新代表に前原氏 菅氏に2票差

 民主党は17日午後、東京都内のホテルで両院議員総会を開き、党所属国会議員192人が、代表選に立候補した菅直人前代表(58)と前原誠司「次の内閣」防衛庁長官(43)について無記名投票した結果、前原氏がわずか2票差で新代表に選出された。

 投票総数は192票。前原氏96票、菅氏94票、無効2票だった。

 新代表の前原氏は「国民の信頼を取り戻して民主主義を機能させるため全身全霊で政治生命を賭けて挙党一致で臨みたい」と決意を語った。

 任期は衆院選惨敗の責任を取って辞任した岡田克也代表の残り任期の来年9月まで。

(写真も当記事より)
毎日新聞 2005年9月17日 16時08分 (最終更新時間 9月17日 16時18分)
http://www.mainichi-msn.co.jp/today/news/20050917k0000e010105000c.html

●推薦人2名足りず 河村氏、民主代表選出馬を断念

 えーっと、とりあえず、関連情報ということで(苦笑

推薦人2名足りず 河村氏、民主代表選出馬を断念

 「チャンスをください」。総選挙惨敗の責任を取って辞任した民主党岡田代表の後任を決める党代表選。愛知1区の河村たかし衆院議員(56)は、届け出締め切りの17日午前10時ぎりぎりまで、立候補に必要な国会議員の推薦人集めを続けた。しかし、必要な20人にあと2人足りず、今回も立候補を断念した。

 立候補の届け出は午前9時、東京都港区のホテルで始まった。河村氏の秘書が18人の国会議員の名前を書いた書類を用意してホテルに待機。残る2人が決まれば、電話を受け、提出する手はずだったという。最後の5分は受付台の前で待った。

 河村氏は、「総理をねらう男」がキャッチフレーズ。00年8月、02年9月の代表選でも立候補に意欲を示したが、「推薦人20人」の壁に阻まれてきた。02年に1日6000円の手当など国会の「委員長特権」を返上。いち早く議員年金廃止を訴えた。テレビのバラエティー番組にも、ざっくばらんな名古屋弁で出演。茶の間では人気がある。

 今回、河村氏は「小泉さんの上をいく改革をしたい。小泉さんは『改革の本丸は郵政だ』と言うが、私は『本丸は国会議員だ』と言いたい」と訴えた。東京・永田町の議員会館の同僚議員の部屋を回ったり、議員宿舎から電話をかけたりして推薦人確保に奔走。小沢一郎副代表を囲む勉強会「一新会」の一部議員が支援に回ったが、届かなかった。

 河村氏は「これまでの挑戦で一番集まった。危機感の表れだと思う。本当に残念だ。もう少し時間があれば、いけた。20人の参入障壁はボス政治の象徴。党再生は、身近な党改革から始めなければいけない」と話した。

2005年09月17日11時36分 朝日新聞
http://www.asahi.com/politics/update/0917/006.html

前原誠司氏 記者会見速報

 都内ホテルにて民主党新代表前原誠司氏が、協同記者会見を開きました。

 主な内容(抜粋)

Q:憲法改正(9条)に関して

 党内で議論を徹底的に詰めた上で与党との話し合いに望む

Q:2票差の僅差をどう判断する

 重く受け止める。人事では、老・熟・若の配慮(バランス)は考えるが、能力主義・適材適所で望む

Q:「闘う民主党」の具体的な案は

 党内でナアナアで問題を先送りしないのが基本。党内議論を徹底し党内の意見を完全に集約した上で国会で堂々と主張していく。

Q:小泉自民党民主党の違いは

 小泉自民党は「大きな政府」で真の改革は自民党ではできない。現在GDPが500兆の国で特別会計まで含めると国の予算は200兆を超えている。我々は徹底的にここにメスを入れ効率的な政府を目指す。

 (16:50 NHK総合テレビの報道より)

●当選の挨拶〜前原誠司ホームページより

 ホームページが会見後1時間ほどで、早くも更新されました。(驚

国民の皆様へ
ありがとうございました。
おかげさまで無事、党代表に選出されました。
今次総選挙の結果を受けて、今こそ我々は原点に立ち返り、党の解体的出直しに向けて改革に全力を注ぐべき時期に立ち至っていると考えます。
私の目指す改革の姿勢は”前原誠司の基本姿勢”をご覧いただきたいと存じますが、国民の皆様には、是非その趣旨をご理解の上、何卒よろしくお願い申し上げます。

                              平成17年9月17日

 はやい! 猛烈に驚きました。
 うーっむ、IT重視の方針に偽りはないかも。
(17:30)



●読売新聞速報

 速報ってより電子ニュース板としては、遅報だったりして(苦笑
 YOMIURIONLINEはいっつも遅いんですよねえ。
 まあ、前原氏の人となりも紹介されているので一応載せておきます。

民主党新代表に前原誠司

 民主党は17日、東京・芝公園の東京プリンスホテル岡田代表の辞任表明に伴う代表選を行った。

 衆参両院の国会議員192人による無記名投票の結果、前原誠司「次の内閣」防衛担当(43)が菅直人・前代表(58)をわずか2票差で破り、新代表に選ばれた。40歳代の野党第1党党首誕生は、政界全体の世代交代を促進させそうだ。

 代表選の開票結果は、前原氏96票、菅氏94票で、無効が2票だった。所属議員のうち2人が欠席した。

 代表選では、衆院選での惨敗を受けて、党の建て直しが焦点となり、執行部の世代交代や、支持団体である労組にしばられない政策立案などを訴えた前原氏が支持を広げた。前原氏の代表任期は岡田氏の残り任期である2006年9月までとなる。

 代表選後、前原氏は「挙党一致体制で新しい体制をスタートさせる」と述べた。

 前原氏は、京都出身で衆院当選5回。松下政経塾の8期生で、中堅、若手議員を中心に活動している「凌雲会(りょううんかい)」の中心メンバーとなっている。2002年9月の代表選出馬を目指したものの、政経塾1期生の野田佳彦氏に立候補を譲った。今回は逆に、野田氏が前原氏支援に回った。

 前原氏は、安全保障政策通として知られ、党「次の内閣」の防衛担当などを歴任。自民党久間総務会長石破茂・前防衛長官らなどと訪米するなど、自民党防衛族とも太いパイプを持っている。

(2005年9月17日17時11分 読売新聞)
http://www.yomiuri.co.jp/main/news/20050917it11.htm

●速報ブログ

 18:00時点で私が見つけた範囲です。みなさん素早いですな。

山崎行太郎のブログ『毒蛇山荘日記』
民主党新代表に前原誠司氏。
http://d.hatena.ne.jp/dokuhebiniki/20050917

言語学研究室日誌
民主党党首選 前原氏次期代表に
http://blog.livedoor.jp/wnmtohoku/archives/50085275.html

週刊!Tomorrow's Way
民主党代表に前原氏。小沢氏ら、影響力の低下は避けられない?
http://tomorrows.exblog.jp/2250690

TTWWTP別館
まじめそうなやっちゃなあ−−−民主党新代表・前原氏
http://blog.livedoor.jp/djnmp610/archives/50088631.html

気になったことを調べるblog 〜ソースは2ch
前原誠司氏がプロフィールの一部を隠蔽した件
http://plaza.rakuten.co.jp/mcneill/diary/200509170000/

 最後の情報はコメント欄のトリル様情報です。トリル様、多謝!

えーと、はてなのお隣日記さんから2件追加です。(20:00

蟲眼日記
国内]前原誠司が僅差で勝利
http://d.hatena.ne.jp/Beetle-Eye/20050917
namiメモ
民主党代表に前原氏 16:40
http://d.hatena.ne.jp/nami-a/20050917#1126942838

(木走まさみず)