木走日記

場末の時事評論

舛添氏の政治家としての真の問題点


 さて東京都の舛添要一知事であります。

 スイートルームにファーストクラスでの度重なる豪遊大名旅行に続き、今度は湯河原の自身の別荘に毎週公用車使用であります。

 うむ、豪快な税金の私物化であります。

 あっぱれであります。

 当ブログでは9年前からこのわがままな政治家を批判してまいりました。

 一月前にも都知事として不適任と指摘しておりました、未読の読者はご一読あれ。

2016-03-23 舛添氏は都知事として不適任であると思われる理由
http://d.hatena.ne.jp/kibashiri/20160323

 当該エントリーの結びより抜粋。

 私は東京都民ですが、当ブログとして舛添要一東京都知事を政治家としてまったく支持していません。

 当ブログとして、今まとめましたように、彼の政治姿勢を9年前から一貫して批判しています。

 なぜならば、彼のような非常識な人物に組織の長として権限を与えると、何をしでかすか常人には理解しがたい予測不能な行動を起こすわけです。

 過去に当ブログで指摘してきたように、舛添氏のように頭の回転は速いが他者に対する配慮や愛情が決定的に欠落している人物は、自分勝手な自己判断でのみに独断的な行動を起こしがちです。

 今回の件も、起こるべくして起こったと考えます。

 読者のみなさん。

 舛添氏は都知事として不適任であると思います。

 ・・・

 さてご本人いわく、湯河原の湯は彼の重篤な病状に良いのだそうです、そして毎週温泉につかり、かつ静かな環境にて公務を集中してこなしていたのだそうです。

 さて、彼のしていることを税金の無駄遣いであるとか、あるいは危機管理上問題有りとかの批判もちらほらありますが、ごもっともな批判もありながら、しかしより本質的には、彼が政治家として都知事として、都民に還元されるべき政策や成果を揚げているのかどうかです。

 彼は都知事として何を成果してきたのか。

 2年前、自治体の知事にすぎないのに、大金はたいて韓国訪問、高飛車な朴槿恵(パク・クネ)大統領に一方的な歴史認識を披露させたうえ、ソウル大学で「90%以上の都民は韓国が好き」といった不可解な講演をし、屈辱的な土下座外交し、当時都民らから批判が殺到、都庁に約1000件のメールが届きましたが、その大半が猛烈な反対意見だったのであります。


 最近では、都内の一等地(旧市ヶ谷商業高校跡地)、ここ実は知的障害をもつ子どものための「特別支援学校」を設置する予定ですでに決定していたところ、それが急遽、平成27年5月に変更となります。

 朴大統領から都内に新たな韓国人学校を作りたいとのお願いを舛添氏が快諾したことがその理由です。

 保育所介護施設、特別支援学校など、都の福祉教育施設が圧倒的に不足しているなか、限られた都有地を、韓国人学校に優先して貸与するのは順番が違うにもほどがあります。

 彼は都民の方向を向いて、政治など全くしていないのは明らかです。

 唯我独尊。

 自画自賛

 有権者無視。

 舛添氏の政治家としての真の問題点はここにこそあります。 



(木走まさみず)